なんちゃってニューヨーク

普通の人のアメリカ生活


三者三様 🐾 うちのワンコたち

最近まで動物愛護団体に勤めていて、家で保護犬の一時預かりもしていたのでいろんな犬と出会って来ました(猫も好きですが、家族にアレルギーがあるのでうちで飼えるのはワンコだけです)。

さて我が家の最長老12歳(白)は、子犬のときにブリーダーさんから譲り受けたゴールデンドゥードゥル。お母さんは Velvetベルベットの名の通りつやつやの毛を持ったゴールデンレトリバー、お父さんは Vincent ヴィンセントという名のスタンダードプードル、大型です。

11匹生まれた子犬の中で一番小さく、最後に残っていた4匹のうち「一番鈍くて、ちょっと頭の悪そうなワンコはどの子ですか?」ブリーダーさんは私の問いを聞いて即答「あ、その金のリボンの子ですね」。子犬は見分けが付くように、それぞれ違う色のリボンを首につけられていたのです。

家庭犬として育てやすいワンコはとろくて頭があまり良くない子なのですよ。私の読みはあたって、彼は優しくてのろまさん、ちょっと怖がり。でもおもちゃが大好きでそれだけは他の犬たちに譲りません。

長女(犬)のプードルは、一昨年アーカンソーをうろついていたところを保護されました。それ以前のことはわかりません。うちに来たときはガリガリで、ダニに何匹も噛まれて悲惨な状況でしたが、ものすごく明るい。彼女のシッポはまるで機械じかけのようにくるくる、ぶんぶんよく動きます。目が合うだけでものすごいサービスでシッポを振ってくれます。くるくるお目々で愛でいっぱいの子です。

そして一番下の次男。この子はもう、どうしましょう。マンハッタンのアパートで飼うのがかわいそうだからと郊外に譲渡を決意されたそうです。かわいそう、っていうか….きっとアパートで飼うのは不可能だったのでは、と推測されます(・_・;) 体がバネでできているの、というくらいビヨンビヨン、ボヨンボヨンと一日中走ったり飛んだり忙しい。やんちゃで毎日信じられないくらいの量を運動させないと落ち着いてくれません。

この次男、ここに来るまではマンハッタンで二匹の猫と暮らしていました。そして、前の飼い主さんはなんと猫の獣医さん。毎日彼女と一緒に猫病院に出勤していたそうです。なるほど…変だなと思ったんですよね。

飛びつく仕草、おもちゃにじゃれ付く感じ。すぐに家具に飛び乗り、ソファも座るところじゃなくて背もたれに乗る。家具の上にうずくまって日向の窓から外を見ている。極めつけは、上の二匹にすり寄ってよく猫がやる「毛づくろい」をするのです。上は逃げますが優しい長女は嫌そうにしながらも文句を言わないので、次男はいつまでも長女をなめなめしています。

後ろ足を上げてかゆいところを掻くのではなく、前足をひょろりとくねらせて持ち上げて掻く。後ろ足で立って前足を交差させて何かをつかもうとするような仕草。猫です。彼は猫に育てられた犬なのです。道理で私のキーボードの上をあるきたがるわけです。もうコンピュータくらいのサイズも体重もあるので止めてほしい….

うちに来て約4ヶ月。上の二人から少しずつ犬社会の仁義を学習して犬らしくなって来た?かな。しつけが格段にしにくいあたりはやっぱり猫っぽいなと思います。長男から厳しく怒られると、長女はおとなしく引き下がって目を合わさないよう気をつけますが、この子犬は「なんで怒るのー、お兄ちゃああん」という感じでめげない。またビヨンビヨンとかまってくれ攻撃にかかります。

上の二人も手を焼いている様子が伺えますが、本人はすっかりこの家の一員になりきって怖いもんなしの毎日。自分は可愛がられていて、悪さをしても許してもらえると確信しているのがわかります。

私も兄と姉がいる3兄妹の末っ子です。この子達を見ていると、長男、長女、次男の関係性が全く人間のものと同じ(笑)不思議ですね!



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About Me

ニューヨークから40分南に下ったニュージャージー州から発信。だから「なんちゃって」ニューヨーク。マンハッタンのおしゃれな情報をお探しの方は他にたくさんブログがありますのでそちらをご参照くださいね。元・MBAの仕事人、在米約30年のアラ還。アメリカ人の夫とエンプティネスト元年を満喫中。わんこ3匹で毎日がわや、普通の人のアメリカ生活の記録です。

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