なんちゃってニューヨーク

普通の人のアメリカ生活


まかないスープと冷凍庫

お正月らしくもなんともない投稿で気が引けるんだけれども、日本から帰ってきたときに、私は大きな決心をした。あんなに毎日美味しく健康的なものを食べ続けたあとではもうピザの世界には戻れない。食事は自分で真面目に作るもの、と腹括り、かなり迷ったがシャープの調理家電、ホットクックを機内持ち込みのコロコロに忍ばせ大事に持って帰ってきた。

それからは、五目豆、ひじきなど以前は「めんどくせー」と思ったメニューもテーブルに並び、ちゃんと家計簿を付けていた訳では無いが食費は下がったと確信、とにかくバカ高い外食はほとんどしていない。

外食だけでなく、スーパーの値段も行くたびに上がる、という感じのすごいインフレの数年だった。少し収まった感じだが、コロナ前に3ドル99セントだったホールフーズのベーグル6個入り、今はなんと6ドル99セントである。だから自分でパンも焼くんじゃ。

帰国直後の12月は「食材のむだゼロ月間」と称し、けっこうマメに料理をしたり、使わないものは冷凍に回したりした。

で、気がついたんだけどもアメリカで家族をまかないつつ自分は頑固に日本食を食べたがるワタシの冷凍庫は日本の皆さんとは微妙に中身が違うかも。

何が日常的に冷凍庫に入っているか。ちょっと恥ずかしいけど書き出してみるネ。

  • 氷とアイスノンみたいなやつと保冷剤
  • ウイスキー用の球形の氷(これは冷蔵庫が勝手に作ってくれる。でかいので茹でた野菜やゆで卵をがっと冷やすのに便利)
  • 冷凍野菜、コーン、グリーンピース、枝豆など
  • お魚、肉類、ハンバーグ類
  • たまにアイスクリーム
  • 冷凍うどん、中華麺
  • ネギのきったやつ(おうどん、味噌汁用)
  • きりもち、冷凍ご飯、パン、おやつの大福餅
  • だし昆布と干し椎茸
  • 大量に作った納豆
  • 油揚げ
  • 夏に採れたトマトで作ったソースのジップロックに入ったやつ
  • 手に入りにくいので冷凍保存、長いもの拍子切り
  • ごぼうのささがき
  • ニラのきったやつ
  • さつまいもの潰したの(わんこ用)
  • わんこのための手作りアイス(適当な調合で作る)
  • 冷凍マンゴーといちご(使わないから古いかも)
  • 冷凍食品、よくあるのはピザ(息子用)、トレジョの中華チキン、コストコの冷凍エビ Tempura (テンプラ)。

わりとフツーか?ここからが本日のお話「まかないスープ」に関係のある「冷凍小玉3兄弟」。

  • トマトペーストの小玉(缶詰だとがすぐ黒くなるので即冷凍)
  • ホワイトソースの小玉(なんちゃってベシャメルを大量に作り冷凍)
  • チキンブイヨンの小玉(ペースト状のブイヨンなので凍る)

大きめの缶を買ってきて冷凍しちゃう

ドロ〜〜ーっとしたブイヨン。キューブや粉より美味しいよ

12月の「食材のむだゼロ月間」に大活躍したのはこの三種の神器、トマトペースト、ホワイトソース、チキンブイヨンであった。

「ミートボールメーカー」という、タイヤか?と思うくらい頑丈な固いシリコンでできた怪しげな真っ青の物体は、どっちがふたなのか底なのかよくわからんが、ひき肉をドボンと放り込んでヘラで伸ばし、各穴に肉が収まったらあらふしぎ、ミートボールの出来上がり。手でコロコロしなくてもいい。そしてすぐ食べないのならそのまま冷凍庫に放り込める、というもの。

ミートボールはこんな穴がボコボコある物体にはさまった肉を後で洗うことを考えると手でコロコロしたほうがよほど簡単。だからやらないけど、この不思議なものがトマトペーストやホワイトソースの大量保存にメッチャ便利なのだ!ミートじゃなくてトマトペーストやらのボールを作る。

大さじ2杯分くらいの大きさになる。

凍らせて小玉になったトマトペースト、ホワイトソース、ブイヨンの三種の神器で何を作るかと言うと、とにかく残り野菜を何でもぶち入れた「まかないスープ」だ。お昼ごはんに最適。週に三度は食べている気がする。

今日作ったまかないスープは、実は食べながら

パプリカとカブのバジル風味トマトクリームスープ

なーんて名前をつけてパンとサラダ付き、カフェで1000円くらいでイケるんじゃない?と思ったくらいのおっしゃれー♥な出来だった。

はい、作り方です→

  • 赤のパプリカ大きめを半個、タネとヘタはとる
  • 人参半分
  • 玉ねぎ小さいの一個
  • にんにくひとかけ
  • カブ中くらい一個
  • じゃがいも中一個
  • トマト大一個

後でブレンダーするので全部テキトーな乱切りでオーケーよ。カブや人参はなくてもいいと思うけど、ポタージュ風にするのでじゃがいもはあったほうがいいと思う。

これらをインスタントポットならスープのセッティング(高圧力20分)、ホットクックなら「野菜スープ」のセッティング。もしかしたらホットクックは「じゃがいものポタージュ」セッティングのほうが良かったかも。

両方とも無水調理で水分が飛ばないので、野菜がやっとかぶるくらいお水を入れるとちょうどスープになる。

トマトペーストとブイヨンの冷凍小玉を凍ったままぶち入れ、調理スタート。

ピーっと音がして終わったら蓋を開けて、インスタントポットなら「煮る」ホットクックなら「煮詰める」に切り替えて、ホワイトソースの小玉をぶち入れる。クリーミーが好きならもう一個入れてもいいよ。で、バジルの葉っぱ(生でも乾燥でも粉でも)入れて小玉を溶かして、ちょっと煮たあとミキサーやブレンダーで「が~」する。

お鍋で作るなら蓋をして沸騰したあとは中火で2、30分。水は野菜の2.5倍位の高さまで入れてね。野菜が煮崩れたら、あとはホワイトソース、バジルの手順は同じ。

ブレンダーでが~して出来たスープは明るいオレンジ色になる。ちょこっと黒胡椒なんかをカリカリしてあげるとおしゃれよ。

と、まあこれがセロリだったりかぼちゃだったり、冷凍グリーンピースのときもある。とにかくあの優秀な3兄弟がいつも冷凍庫に入っているという安心感、あのかっちょ悪いミートボールメーカーは、デザインと色はなんとかしていただきたいが私の時短に最も貢献してくれたスグレモノ。

冷凍庫、今見てきたら「ひよこ豆のコロッケ」のネタも入ってた。これは中近東のコロッケ、

falafel ファラフェル

で、このまま素揚げにする。おしゃれでもなんでもない中近東のおかずはサラダやサンドイッチにして食べるんだけれど、日本ではまだあまり見かけないので

「ひよこ豆のコロッケ地中海風、ヨーグルトソース」

と名をつけてこれまた1000円ランチ、イケるかも。レシピはまたの機会にご紹介します。

ほかにひよこ豆の野菜ディップ、インドのチーズパニールも出てきた。パニールは大きい塊をコストコで売ってるので、切って冷凍。でもいつのやろか....日にち書いとくべきやね。

写真を取りながらおしゃれに料理するという技はないので、写真はほかから借りてきました(・_・;)



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About Me

ニューヨークから40分南に下ったニュージャージー州から発信。だから「なんちゃって」ニューヨーク。マンハッタンのおしゃれな情報をお探しの方は他にたくさんブログがありますのでそちらをご参照くださいね。元・MBAの仕事人、在米約30年のアラ還。アメリカ人の夫とエンプティネスト元年を満喫中。わんこ3匹で毎日がわや、普通の人のアメリカ生活の記録です。

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