手のひらの上のシワシワの物体。これは先日ガーデンセンターでみつけた青とうもろこしのたねだ。
メキシコ版ポテチ、トルティーヤチップスを買いに行くと、ベージュとむらさき色の2種類売っているが、むらさきのは青いとうもろこしで作られているのだ。とっても特別な植物のような気がしてたけど、あら、たねが売ってるということはこの辺でも育つんだわね。今年は家庭菜園を拡張してスペースも増えたので、育ててみることにした。たのしみ。普通のコーンよりプロテイン含有量が20%も高いって書いてあるじゃないの。
ちょっとみて、このおっしゃれーな包装。たねにはいつもマジックで買った年を書くんだけどこのきれいな袋、もったいなくて書くのやめといた。
同じシリーズの、赤いひまわりのたねの袋はこちら。もちろんお買い上げしましたよん。あら、こんなに素敵に広げられるようになってる。
たねの袋がおしゃれになる日が来るなんて私が土を耕し始めた昔には考えられなかった。ガーデニング人気が高まったんだね、たねの袋だけじゃなくてスコップやらガーデン手袋も最近とっても可愛いものが売られていて、それらを見て回るのも楽しみの一つ。土や肥料の袋でさえ最近は可愛いワン。
今年新しく購入したたねのラインアップ。
左上からにんじん、ズッキーニ、皮が白い二十日大根(イギリスからの輸入品)。次列、フレンチマーケットと言う可愛い名前のついた丸いにんじん、赤いひまわり、レインボービーツ。3段目、ひまわり(ちょうちょに人気がある品種と書いてある)、青とうもろこし、FIミニきゅうり。下段は千日紅、イタリアンパセリ、赤ビーツ。以上!
青とうもろこしと並んで今年育てるのが楽しみなのは
F1 Mini Cucumber F1ミニきゅうり
F1とは交雑第1世代という意味で、2種類の違う遺伝子を組み合わせて作った交雑種だ。いわゆる遺伝子組み換えなのでまあいろんなご意見もあると思うが、これ、どうしても育ててみたかった。
https://shop.sprouts.com/product/56819/sunset-qukes-teeny-tiny-cucumbers より
最近、ニュージーランドの農家が開発したQUKES キュークスという人差し指サイズのスナックきゅうりが大人気で、このたねを探したが専売特許がかかっててさー。あきらめかけてたらあっさりアマゾンでバッタモノ(笑)売ってた。きゅうりは育てるのが簡単だからこの子もきっと元気に育ってくれるだろうて。(興味のある方はこちらから → https://amzn.to/3JwogpO ミニだけじゃなくていろんなおもろいきゅうりの種のラインアップがご覧になれます)
かわいらしい千日紅。英語名は
Globe Amaranth グローブアマランス
という。マルディグラ・パレードととっても華やかな名前の付いた鮮やかな色を選んでみた。マルディグラはルイジアナ州ニューオリンズで毎年行われるド派手なカーニバル。
左上のにんじんは
Shin Kuroda シンクロダ
新黒田五寸人参でございます。日本って園芸先進国だよ。ガーデンセンターには日本語の名前のついたものが、植木も苗もたねもたくさんある。
日本のNIWAKI (庭木)ブランドの「ホリホリナイフ」。こういう形の園芸ナイフの総称が今では
HoriHori ホリホリ (「ほぅりぃほぅりぃぃぃ」と発音)
ですっかり定着し、ガーデン界では「スシ」や「ボンサイ」に匹敵する誰でも知ってる標準英語となった。日本の鎌や雑草ツールは使いやすいと大人気だ。
ほらね、こんなオネーチャンだって使ってるの(笑)https://amzn.to/49JZXPT
私が気に入っている ICHIBAN イチバンなす。これはたねが見つからないのでちいさな苗のパックを毎年買うんだが、今年は気温が低くてガーデンセンターにもまだ入荷していない。お店に並ぶのは、キャベツ類、ネギ、スナップエンドウ、ほうれん草など、早春の肌寒さの中でも育つものばかりだ。例年より2週間遅れという気がする。
今朝の気温は5度。私の家のなんちゃって温室は作りが「ちゃち」すぎてあんまり暖かくないので、2週間以上前に撒いたたねのうち、顔を出してくれたのは TSUYATARO 「ツヤ太郎」きゅうりと春菊のみ。ほらね、やっぱり日本のたねだ。適応気温幅も広くなるように開発されてるわん。
植物界、ガーデン界の日本の実力。日常生活を自然と季節と共に過ごし、共生し、景色の移り変わりを肌で感じて、楽しみ、感謝し、受け入れる日本人は自分と自然との境目がとても薄いと感じる。何千年もそれを続けてきた日本の植物やお道具類、優れているのもとっても頷ける。その辺のアマチュアとはちょっと違うんさ、ふふふ!!
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