なんちゃってニューヨーク

普通の人のアメリカ生活


なんちゃってスリランカ・オイル編

私はずっとヨガをやっていて、東洋医学と生活の知恵が詰まっていてヨガの姉妹とも言われるアーユルヴェーダにもとても興味がある。

アーユルヴェーダな生活を忠実に実践するには知識も足りないし、手に入りにくい食材や薬草もあるので難しいけれどできることだけ取り入れてゆるゆる実践中だ。

『毒を出す』のが大事なアーユルヴェーダ、舌の掃除と鼻うがいはもう何年もやっている。べたべたするからと敬遠していたオイルマッサージも、それ専用のバスタオルを決めてからまあまあ実行できている。

オイルマッサージの手ほどき書はこちら👇

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オイルで体中….というのはかなり抵抗があったのだけれど、例えば薬草のサプリを飲むとまずお腹に入って消化され、それが吸収され始めるのに2時間はかかる。オイルの場合は、2分から15分で皮膚から直接吸収され始める、っていうじゃない!?

アーユルヴェーダのマッサージは一度しか行ったことないけれど、オイルでむちょむちょベタベタ、終わった時にシャワーでも浴びさせてくれるのかと思ったら『最低3時間はこのままの状態でいてね、じゃあね~』とお店を追い出された。

3時間で、マッサージで使ってくれた薬草の効用がじわりーーーーーんと体中に浸透してくれるということだが、帰りの洋服と車の座席、困った。これで電車に乗らなくてよかっただけまだマシか。

そのマッサージオイルなんだけどね、以前はお風呂前のマッサージに普通に白ごま油を使ってた。日本でアーユルヴェーダを若い女の人たちの間にステキに広めたアカリ・リッピーさんという方の動画で知ったスリランカの薬草オイル…..これすごそう!

https://youtu.be/cDUr-VewTS8?si=bI76R5thtIJHy8PM

アカリさんは、SETRAMED セトラメドというスリランカの会社のオイルを輸入していらっしゃるようだが、残念ながらアメリカでは買えないみたい。サイトには日本語があったけど、日本でもオンラインショップはないみたいです。こちらがサイト👇

一番上の日の丸をクリックしたら日本語になってくれたけど「HOME」が『家』、「SHOP」が『店』と訳されていてちょっと怪しげでカワユイ。でも小売はない(´;ω;`)

どうもマッサージセラピストさんたちは直に卸で買っているみたい。

アメリカでも買える真面目なスリランカのオイルを探したらKottakalという会社のオイルが見つかった!

私はアカリさんも動画の中で勧めている『アシュワガンダ』のオイルと、あと2種類買ってみた。

ウェブサイトには『アシュワガンダは筋肉、神経、骨を

nourish ヌーリッシュ (栄養を与える)

して、ヴァータ(風)とピッタ(火)乱れを落ち着けます』と書いてある。よく『滋養強壮にアシュワガンダ』と聞くがやはりそうみたいだ。

アーユルヴェーダ独特の『3つのドーシャ』という気質、体質の分類についてはいろんな分類法があるけれど、とりあえずゆる~く

ヴァータ(風)の乱れ ソワソワして落ち着かず腰が落ち着かない感じ

ピッタ(火)の乱れ カッカとしてムカついたり自分の操縦に困る感じ

カッパ(水)の乱れは、なんかドヨドヨしちゃう感じ、重い感じ

と考えたらいいんではないかと思っている。

気のせい?と最初は思ったんだけど、アシュワガンダ・オイルで丁寧に首や肩をマッサージした翌日は、毎日うっすら感じる肩こりの度数がググッと下がる。うん、なんかすごいよ。

こちらは、ごま油ベースの髪の毛用のオイル。ニールヤハンディ・オイルという。シャンプーする30分くらい前にまんべんなく頭皮と髪の毛に行き渡らせて、ほっておく。で、普通にシャンプーすると次の日髪の毛の調子がいい。以前太白ごま油でやっていて、同じ効果あり。

ぜひ太白ごま油が手元にあったら試してみてください。

最後はこれもヴァータとピッタに効くというバナナの花のトリファラ・オイル。これはヘッド・オイルと書いてあるので頭につけてこめかみから頭頂、首筋とグリグリとマッサージ。体にも良いそうです。

バナナの花のオイルがいいのか、頭皮を刺激するからいいのかよくわかんないけど、ものすごく気持ちいいことは確か。

どれももちろん香料など入っていないので、薬草独特の香りだけれどきつくはない。好き嫌いはあるかもしれないが私としては芳香剤の香りなんかよりはよほどいいと感じる。この香りもアロマセラピーのうち。

こちらお値段は200ml入りでそれぞれ$19.99、 日本円だと3000円。一回のマッサージに大さじ1杯強ですむから13回分くらい入っている勘定だ。日本ではKottakalというこの会社のものは個人輸入になるようだけれど、かわりに日本向けにはこのウェブサイトを見つけた。

https://www.siddhalepa.net/SHOP/g20703/list.html

後述するスリランカ政府経営の薬草会社のオイルがここで買えるようです。

次回買い足すときは、アシュワガンダは継続で他の2つはちょっと別のものを試してみたいと思っている。

オイルを探すときには、気に入った薬草があればもちろんその名で検索もできるけれど、スリランカの場合は『ヴァータの人のこういう症状』といった具合で検索することが多い。症状は特になくても『ヴァータ向け』『ピッタ向け』『カッパ向け』で探す。

この3つの気質についてはあらゆるところで自己診断が受けられる。

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蓮村誠さんの上の本はキンドルのアンリミテッドを持っていらっしゃる方なら無料で読めるのだが、私はこの先生の分類が一番しっくりと来た。

私は『ヴァータ(風)』気質が強いけれど、カッカとして腹が立つときにはピッタ(火)が自分の中で強くなっている時。どんよりとやる気が出ない、というときはカッパ(水)が強くなっている、とバランスが崩れているわけだ。

みんな3つのドーシャをあわせ持っているので、自分は絶対この気質だから!と頑張るのは、またそれがストレスになるからよくないわけよ。ゆるーくゆるーくね。

アーユルヴェーダというと皆さんまず『インド』を連想されると思うのだが、実はスリランカもアーユルヴェーダのご当地、薬草をよく使うところやインドよりもさらりとした食べ物の感じが、どちらかというと日本人には取り入れやすいアーユルヴェーダの系統の気がする。

上の動画のアカリさんは元々スリランカでアーユルヴェーダマッサージの勉強をされた方。彼女のアーユルヴェーダのサイトや本を見つけた時に、インドのキビちい方法論(私の印象だけど)に比べてほんわり優しさとゆるさを感じたのは、彼女はスリランカのアーユルヴェーダ専門家であられるからかも。

(優しくてためになるアーユルヴェーダの本を数冊出しておられるが、1冊読むなら私はこれがおすすめです👇)

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スリランカはとってもとっても小さい島国なので、気候的にここでしか生息しないハーブも日常的なアーユルヴェーダにたくさん取り入れられている。スリランカ政府が国を上げて薬草の質の管理と業界運営を行っていて、国土の15%を薬草が生息する保護地域として政府が厳しく管理しているそう。

アーユルヴェーダ法やアーユルヴェーダ省という政府機関があって、国立アーユルヴェーダ病院や製薬会社の経営を行っている。

政府が経営する製薬(薬草)会社は

Sri Lanka Ayurveda Drug Corporation スリランカ・アーユルヴェーダドラッグ・コーポレーション

という。Drug はクスリの意味だからつけた名前なんだろうけど、なんっつーか、ドラッグって違法ドラッグを連想してしまうので聞くたびにこの社名はいかがなものかと思う。そんなことどうでもいいか。

薬草のオイルだけでなく、私が長く楽しませてもらっているのはスリランカのお茶だ。

お茶は、オンラインじゃなくて直接スリランカのスーパーに買いに行ってみた!というお話は次のブログで。



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About Me

ニューヨークから40分南に下ったニュージャージー州から発信。だから「なんちゃって」ニューヨーク。マンハッタンのおしゃれな情報をお探しの方は他にたくさんブログがありますのでそちらをご参照くださいね。元・MBAの仕事人、在米約30年のアラ還。アメリカ人の夫とエンプティネスト元年を満喫中。わんこ3匹で毎日がわや、普通の人のアメリカ生活の記録です。

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