昨年の6月に書いたブログ。季節がもう一巡りして、そろそろ本格的に苗の植え付けを始める時期が来たと思うと感慨深い。年齢とともに時間の流れが早くなるというのは周知の事実だが、それには大まかに3つの理由が考えられるらしい。
- ジャネーの法則。1歳の時に感じた1年を1/1とすると、2歳の時の1年は1/2となり、1歳の時の2倍速く感じるようになるという考え(私の分母はかなり大きいからねえ)
- 加齢を重ね、周囲の世界が見慣れたものになると脳が取り込む情報量が少なくなり時間が速く過ぎ去っていくように感じる(これちょっとわかんないな)
- 代謝が落ちると、体内にある時計の進み方が遅く感じられるようになる(ああ、そうですか)
話はそれましたが…..我が家の菜園の歴史
まあ、そんなことはおいといてね、昨年書いたブログを自分で読み返し、なんだか今年は私、ちょっとバージョンアップしているかも!打ち込み方がハンパじゃないだけに結構今年は良い収穫が望めそう。
坂の中腹に建っているので敷地内でかなり傾斜のある我が家には、上と下の2つの菜園がある。数年前、コロナから回復した後なかなか体力が戻らず、ビタミンD じゃ!と肌寒い早春の庭に出てよく日向ぼっこをしていた。陽が当たる部分がポカポカと気持ちいい。ということはここで本格的に野菜を育てたら….。それまでなんちゃって的にやっていた栽培を拡張し、立派な囲いを作ってもらうことにした。
それが冒頭のお写真。素人菜園としてはなかなかの出来、と自分では思っておる。
が。完成した菜園に喜んだのもつかの間、季節が過ぎ夏が来たら周辺の木に葉が生い茂り、なんと半分は木陰に。そして残る半分も、陽が当たるのは4時間もない。野菜はだいたい6時間から8時間の日照時間が必要。泣いたよ。張り切って組み立てた木のガーデンベッドも素敵な囲いも、飾り物とまでは行かないが育てられる野菜は限られたものだけ。
リベンジマッチだ。傾斜の下の方、道路に面した日当たりの良い芝生部分。芝生は食べられないし育てられない。犬のトイレと化している。家の前を通る車から丸見えというのがちょっと気にはなるが、そちらにメタルでできたガーデンベッドを組み立ててその夏トマトやきゅうりなどベーシックなものを植えてみたらこれがすごかった。日当たりの威力。で、ハマっちゃったんだよねー。
今年はこちらも拡張した。この様子は前日のブログで書いたので読んでね。
こちらが拡張が済んだ現在の様子。
アメリカの農務省が開発した
USDA Plant Hardiness Map アメリカ農務省植物耐寒性ゾーン
というのがあって、私が住むニューヨーク付近はゾーン7a、上のうす緑の地域に当たる。今年最後の霜が降りる危険性がなくなるのがなんと5月中旬と遅いので、菜園を楽しめる時期というのは実はとても短い。まさしく「温室育ち」の苗たちを外に出してあげられるのは目安となっている5月中旬の「母の日」。ウズウズしているところ。こぼれ種で元気に出てきた香草やよもぎは頑張っておるぞ。
もともとは、日本の胡瓜や茄子、ししとう、しそ、春菊などこちらのスーパーでは簡単に買えない野菜を育てるために始めたなんちゃって菜園だが、お花畑時代も含めるとかれこれ15年続けているのでそれなりに蓄積した知識もある。
それを「系統化」することをなんで今までしなかったのかわからんが、毎年いい加減、穫れればラッキー、ダメならまあしゃあないなとそんな感じだった。とにかく外に出て野菜の世話をするのが楽しいだけで、打率とかあんまり気にしたことなかったの。
今年はちゃうでー。YouTubeを見始めたら、まあ、なんてこと、宝の山じゃないの。本やネットを読むより全然わかりやすい(笑)
建築規制がかかっているためにほとんどタダ同然で家についてきたこの大きな庭。この広さのために芝刈りなどの煩雑さを思ってなかなか売れなかったらしい。今となっては「瓢箪からコマ」。
明日以降、おすすめのyoutube動画をご紹介しながら現在までのおばちゃんの学習事項をぼちぼちとご披露していきたいと思う。ドシロウトがおっかなびっくり始めた菜園がなんとなくいい感じになってきた過程、失敗もたくさんあったけど、もしかしたら「やってみようかなあ」と思ってる方に「思ったより簡単そう!」と思ってもらえるヒントが隠されているかもしれない。
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