なんちゃってニューヨーク

普通の人のアメリカ生活


いよいよ大統領予備選じゃ

Full Disclosure フルディスクロージャー  全面開示

しておくと、私は米国市民ではないので実は選挙権がない。永住権を持ってるけど、それは市民権ではないんだよ(´;ω;`) 税金は取られるが投票はできない。そして、なろうと思っても大統領に立候補することは出来ない(しないよ)、候補者の資格は

  • 誕生時に市民権を与えられた市民であること(後に市民権獲得した人はダメ、だからシュワちゃんは大統領になれない)
  • 35歳以上であること
  • 過去14年間アメリカ国内に居住していること

である。だから大統領選がいくら気になってもしょせんは蚊帳の外、ヤジ馬のおばちゃんだ。だからこそ、この、お金が馬鹿みたいにかかるお祭り騒ぎに4年おきにびっくりしてしまうんだよ。大統領選に費やす金額💰💰💰もっと有効な使い方があるはずと思っちゃう。

アメリカの大統領選のしくみ

この大統領選の仕組みっていうのがとにかく複雑。なんでも「州ごと」「党ごと」に伝統と歴史と決まりとしきたりがあって、それに全国区のルールが被さり、全部ちゃんと説明できるのはアメリカ人の中にもあんまりいないかも。

アメリカはニ党政治で、現在、

Republican Party 保守党 (通称 リパブリカン)

Democratic Party 民主党 (通称 デモクラッツ)

のどちらも複数の大統領立候補者を抱えている。

夏に行われる両党の全国大会で正式に党が候補者を1名に絞り、そこから11月の大統領本戦に向けて熾烈な戦いが繰り広げられる。

民主党は、バイデン現大統領が立候補しているので、他にマイナーな人たちが名乗りを上げてはいるけれどまず間違いなく夏の党大会で民主党代表として指名されるのはバイデンだ。

かたや保守党は、もちろんトランプ、そして彼に続いてロン・デサンティス元フロリダ州知事とニッキ・ヘイリー元サウスカロライナ州知事の二名が次点争いでジリジリと支持を伸ばしていて、ひょっとするとひょっとしてトランプを打倒しちゃったりするかも??と動きが激しいので、夏の党大会での指名が誰になるのか今日皮切りの予備選の行方が注目されている。

Ron DeSantis (Wikipedia)

Nikki Haley (Wikipedia)

無所属の候補者もいるこたいるが、アメリカでは無所属候補者が勝つ可能性は現実的にはゼロに近いので、大統領本選は保守党 vs. 民主党の候補者の一騎打ちと見て今のところ問題はない。けど妙に票が割れたりするんで結果に影響はある。

それにしても政治について書くと漢字が多くてめっちゃ読みにくくなる💢。

アイオワとニューハンプシャー

Photo: Madison County Website https://www.madisoncounty.com./

(アイオワと言うとやはりマジソンカウンティの橋….トシがバレるね)

大統領選の党代表候補者を決める州ごとの予備選抜の一番乗りは、伝統的に

Iowa Caucus アイオワ・コーカス

そしてその1週間後の

New Hampshire Primary ニューハンプシャー・プライマリー

だった。その後、州ごとに違う日程で予備選が続き、結果を集計して一番支持が多かった候補者の指名と至る(けど、またこれがね、ややこくてどんでん返しの可能性もある)。

一番乗りのアイオワとニューハンプシャーで票を集めるとメディアの関心も爆上がりし、選挙資金の寄付も増えるので、候補者にとってその後の選挙戦に大きく影響すると言われている2つの重大イベント。

この2つのイベントはもう50年間も大統領選最初のマイルストーンであったが、民主党は今回の選挙から現行のプロセスをガラリと変え全く今までとは違う日程表を発表したので、今年この2州での結果が気になるのは保守党候補たちだけ。

バイデンだけだから民主党は予備選あんまり関係ないしね。ほらね、また「党によって異なる」だ。予備選に関しては全く各党の裁量に任されているというあたりが、もうすでに十分に複雑な大統領選がさらに迷宮入りしていくかのごとく。

2つの異なる予備選抜方式「コーカス」と「プライマリー」

ふたつを合わせてプライマリーズ「大統領予備選」と呼ぶことが多いが、実はコーカスとプライマリー、候補者を選ぶという目的は同じだが、その方法が大きく異なる。コーカスは「党集会」と訳され、プライマリーは「予備選挙」と訳される。

2つのまったく異なる選抜戦のそれぞれ第一弾が行われるのがアイオワとニューハンプシャーなのでこの2州の結果への注目度が高くなるのだよん。

全米で、両党ともコーカスを採用しているのはわずか7州しかない。保守か民主のどちらかがコーカスでもう一つの党はプライマリー、という混合州は3州とワシントンDC。ほかの州は全部プライマリーだ。ほらね、「州によって異なる」「党によって異なる」んだよ!

明日は、一体この「コーカス」と「プライマリー」って何?について書くね。おもろいよ〜〜〜ー。ウソ?というようなプロセスもあり!

今日のまとめ

オッケー、今日はここまで。皆さんアメリカの大統領選なんかに興味がお有りになるかイマイチ自信がないが、ここまでをまとめると、

  • 夏の党大会で党を代表する大統領候補者が決まる。本戦は今年11月。
    • 民主党代表はまず間違いなくバイデン現大統領
    • 保守党代表はトランプの目算が高いが他に2名頑張っている
  • 夏まで、党内部で候補者になるために戦うのが予備選
  • 予備選の日程や仕組みは、党ごと、州ごとに違う
  • 予備選にはコーカスとプライマリーという2つの違うシステムがあって、州ごとに採用している方式が異なる

NHKやら日経やらで大統領選について読むと、漢字だらけの上に読めば読むほど何がどうなってんだかわからなくなる難解なものしか見つからなかった。で皆さんにも面白がってもらいたくてなんとか簡単に書きたいと思ったんだけど、やっぱりこの漢字?ちゃんとわかってもらえたんだろうか(・_・;) なんとなくでいいんだけど。



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ニューヨークから40分南に下ったニュージャージー州から発信。だから「なんちゃって」ニューヨーク。マンハッタンのおしゃれな情報をお探しの方は他にたくさんブログがありますのでそちらをご参照くださいね。元・MBAの仕事人、在米約30年のアラ還。アメリカ人の夫とエンプティネスト元年を満喫中。わんこ3匹で毎日がわや、普通の人のアメリカ生活の記録です。

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