全米を西から東に横断している
Heat Wave 酷暑の波
が数日中にここ北東部にも到達するようで、日中は華氏100度、摂氏38度に達すると予報が出ている。
それがウソのような先週の土曜日、気温25度、からりとした快晴の素晴らしいお天気の中、行ってきたよ！毎週土曜日にブルックリンのウィリアムスバーグ地区で開催される
Smorgasburg スモーガスバーグ。
全米最大と言われるこの屋外フード・フェスティバルは、ニューヨークの4ヶ所で曜日を変えて、夏の数ヶ月間開催される。
木曜日はMidtownミッドタウン、金曜日は World Trade Center ワールドトレードセンター。土曜日が Williamsburg ウィリアムスバーグ、そして日曜日はブルックリンの Central Park セントラルパークと呼ばれる Prospect Park プロスペクト・パーク。
ベンダーさんの顔ぶれも場所によって少し変わるらしいが、海を見渡せる公園に隣接した場所で行われる土曜日のウィリアムスバーグが一番人気らしく、ベンダー数も多いんだって。
こちらがウェブサイト。英語版しかなくて申し訳ないんだがこの顔ぶれ、美味しそうな食べ物の写真だけでもぜひ見てください。
（このページをどんどんスクロールしていくと「ベンダーご紹介」美味しそうな食べ物の写真てんこ盛り。これを見て、もういても立ってもいられなくなっちゃった！）
ウェブサイトで行く前からお目当てにしていたスイカのジュースをまずゲット。
お、美味しすぎる。専用の丸いドリルでくりぬいたスイカに、目の前でとりだした果実を絞ったジュースをなみなみと入れてくれる。お値段は11ドル、おかわりのジュースは一回2ドルで入れてもらえる。
遠くマンハッタンの摩天楼を見ながら飲むスイカのジュース。めちゃうま♥ 最近はインフレで何でも高いので、11ドルが高いのかどうか私にはようわからん。
お昼は、この炭焼きの香りにフラフラと導かれフィリピンの焼き鳥。牛、豚、鶏の三本にうずら卵の天ぷらをおまけ。
日本の焼き鳥にニンニクを効かせた感じの甘いタレよ。値段は忘れました….でも美味しかった！ごはんがあったらもっと良かったけど。
これもいいにゃ〜〜と迷ったのが隣のテントのメキシカン。美味しそうでしょう？列が長かった。
オオオ、数件先になんとお好み焼き屋さんがお店を出している。これはブルックリンにお店をもつ 「Oconomi おこのみ」さんのテントだって。https://oconomi.nyc/home
こんなに可愛らしい日本人のお姉さんがちゃきちゃきと働いて、鉄板の上のお好み焼きがすごい勢いで包みにくるまれてどんどんお客さんの手に渡っていた。
とにかくアジア飯、強し！ラーメンに日本の焼き鳥、とんかつバーガー。垂れ幕の左から三番目👇Shoyu Whisky Pork Katsu Burger 醤油ウイスキーとんかつバーガー！一体どんなんだろ？次は試したいな。
中華版ハンバーガーの Bao バオのお店は3つもあった。インドネシア、フィリピンに韓国バーベキュー。甘みも、なんとたいやきが爆・人気！それも魚の形じゃなくて、こんなの 👇
フレンチブルドッグ、通称フレンチーの形で、英語名は
Frenchie Taiyaki フレンチー・タイヤキ
と書かれていた。列がとっても長かったのであきらめて、私のデザートは数件先の Fluffy フラッフィ（その名も「ふわふわ」という意味）という店のふわふわホットケーキに決定。写真であんまりわからないかもしれないが、一つが5センチ以上の高さ。持って歩くとぷるぷるするので落としちゃわないかと緊張した。
今写真をよく見ると、これ、日本でたこ焼き入れてくれる「舟」じゃない？？？！！！
ああああ、やめて、やめてえええ、もういい〜〜というくらい手渡す前にメープルシロップをかけられてしまったので甘くて頭痛がするかと思った。だからワタシ的にはハズレだったけど、屋台から食べる場所まで行く間に数人から「エクスキューズミー、それ、美味しそうだけどどのベンダーで売ってるの？？？」と尋ねられた。ビジュアルインパクトは一番の食べ物だったにゃ。
入り口の看板には「ワンコ禁止」と書いてあるが
もちろんワンコたくさんいました（笑）係の人も他のお客さんも誰も何も言わないし、なんかその辺、アメリカはユルい。
おめあての食べ物をゲットした後は、こんなふうに海に面した公園に座ってピクニック。日差しは強いけど海風が吹いて気持ちいいこと！ずーっと座っていられる気がした。向かい側の摩天楼のあれはタイムズスクエア、あの黒いのはマジソンスクエアガーデンの隣のビルだな。あれがハドソンヤード….全部見渡せる。なんか、こんな大都会がすぐそこにあるなんて、ね。
ピープル・ウォッチングも楽しい。大学生らしい若い子たちが毛布を敷いて円になってワイワイ。そうだね、この物価の高い町で好きなものを屋台で買ってピクニック・ランチ、お財布的にもいいよね。
お腹がひとつしかないってなんて哀しいの、これも食べてみたかった、あれも、と後ろ髪を引かれながら帰路についた。寒くなるまで毎週やっているということだから、次回は食べそこねたあの美味しそうなアイスクリーム、そしてこの
コロンビア料理の屋台を試してみたい。そして
マンゴーのお花。こんな食べ方もあるんだね。
それにしてもこの屋台を週に４回もやるって、食べ物屋さんは本当に大変だと思った。テントを張り、調理台をセットアップして火元をつなぎ、材料はこの暑さでダメにならないようにテントの裏に保管しなくてはならないし、調理も接客も汗だくだ。
どのくらい売れるかを予測して材料を揃えて、売れ切れを出来るだけ出さないよう計画を立てる。やっと終わったら片付けて、車に載せて帰り、次の日には違うロケーションだ。
私たちは楽しい美味しい、と良いことづくめの夏のイベントだけれども、一生懸命に働く食べ物屋さんをみていて、ああ本当に厳しい業界だなあああああとつくづく思ったよ！
なんちゃってニューヨーク 
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