なんちゃってニューヨーク

普通の人のアメリカ生活


3月22日のヘッドライン2つ

Headline ヘッドライン 大見出し

昨日3月22日は実は私の5●回目の誕生日であった。隠すこともないんだがね、ま、かろうじて「還」ではなく「アラ還」にとどまっている。カウントダウンだ。

昨日のアメリカ、すべてのケーブル局のニュースで一日中取り上げられていたのは

①英国キャサリン妃のがん公開

②ニューヨーク州によるトランプの資産差し押さえ?

である。

まずはキャサリン妃について

私は筋金入りのロイヤルオタク。ゴシップを追うだけではなく出版されたバイオグラフィーのたぐいは必ず目を通し、歴史も勉強し、チャールズやダイアナ妃のように対立する2つの意見があれば両方に目を通す。今からじゃあ遅いかもしれんが、歴史学ロイヤルファミリー専攻とかあれば博士号は軽く取れると自負している(笑)

で、昨日のキャサリン妃のニュースだよ…..(´;ω;`) 令和のバカップル、バカ義弟妹がアメリカで次々に引き起こすトラブルに引きずり込まれ「キャサリンが私を泣かしたの!」だの「私の赤ちゃんの肌の色を疑ったのはチャールズとキャサリンよ」と妙にライバル意識を持っているらしいメーガンに名指しされ、今年のドラマ「クラウン」では、キャサリン妃の実母がキャサリンをなんとかウィリアムと結婚させようと画策を巡らせたという生々しいエピソードが話題を読んだ。

(photo: Netflix)

いくら世間が勝手にいろんなことを言う状況に慣れているとは言え、一般人である実のお母さんまでこうやって巻き込まれてしまうのって気の毒だ。家族の仲がいいことで知られているミドルトン家だし。昨日はキャサリン妃の弟さんジェームスさんがインスタで「家族でいろんな山を登ってきたよね、この山もみんなで越えるよね」と子供の時の家族ハイキングの写真をアップした。

ま、数え上げれば切りはないが、ワタシ的にはキャサリン妃の若年がん、原因はストレスと確信している。ここ数日の、彼女の加工写真や動画を巡る陰謀論的なSNSでの騒ぎ。収集しきれなくなった彼女が動画で声明を出し、これで少なくともしばらくは彼女と家族を世間が放っておいてくれるよう祈るばかり。

SNSにはどこのがんだったのかを表明すべきだったという意見が出ているが、もういい加減にせんかい….!

歴史に残るスピーチと言えば

コロナの自粛に入ったばかりの2020年4月、当時93歳のエリザベス女王が、在位期間中でわずか5つ目になるテレビ声明を発表した。

“I am speaking to you at what I know is an increasingly challenging time. A time of disruption in the life of our country: a disruption that has brought grief to some, financial difficulties to many, and enormous changes to the daily lives of us all.” 

”今はこの国にとって、(親しい人をなくした)悲しみ、金銭的な苦労、私達みんなの日常生活の困難を伴ってやってきた大きな混乱のとき。私は皆さんに語りかけたいと思います。”

で始まるこのスピーチは英国だけでなく世界中で繰り返し放映され、このスピーチに励まされた人の数は計り知れない。

そして、女王の着ていた濃い明るいグリーンのドレスが「グリーンスクリーン」に使われる、加工のしやすい色であったことから、女王にピザのドレスを着せてみたり、スポンジボブを着せてみたり、という微笑ましいユーモア画像が出回って、笑いももたらしてくれた。

(これはスピーチのときのじゃないけどこれが一番好き Photo: https://www.ebaumsworld.com/

今回のキャサリン妃のスピーチ、同じくがんを始め、病気で健康を害してつらい思いをしている世界中の人達の心に触れたと思う。とくに小さな子供を抱え自分の健康が自分だけの問題ではない立場のひと。

女王のコロナ時の声明と並んで、歴史に残るすばらしいスピーチだったと思う。

もっと思いやりを持ってくださいね

病気療養中の人を題材に陰謀論がうずまき、思いやりのない論争がここ数日SNSを埋め尽くした。そんな傾向に、スピーチでその恨みや怒りを一言も口にせず「皆さんの温かい励ましがとても嬉しい、ウィリアムがそばにいてくれることがとても心の支えになっている」と述べて歯止めをかけ、おい、陰謀論で騒いでた人たち、ぐうのネも出ないだろうが💢

ロイヤル廃止論を支持する人も多いのだろうが、私の周りのイギリス人「ロイヤルファミリーが無くなったらさ、イギリスはただのちっこい島国、退屈な国になりさがっちゃうじゃん?」同感。

いくら英国民の税金がなんだかんだと言っても、あんな大変な仕事を引き受けてくれるファミリー。世間からは何をしても批判の種になり、興味本位で追いかけられ、いくらお城に住めても割が合わないことと言ったら。エリザベス女王の時代までは有無を言わさぬ国民の尊敬と畏敬の念があったが、いまは…..。ほんと気の毒。

平民になれたらいいよねーなりたいよね〜と晩御飯のときにはみんなで話してるに違いないと思ってるの私だけかなあ。

トランプについては明日ね

で、昨日のヘッドラインの2つ目、トランプの資産がニューヨーク州に取り押さえられるんでは!!!!!というニュースについては明日お伝えします。先日下りた罰金判決のお金、締切日はこの月曜日なのに工面が出来てないんだって。罰金を期限までに払えないとこうなるのか〜、と私も新しい学びがありました!



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About Me

ニューヨークから40分南に下ったニュージャージー州から発信。だから「なんちゃって」ニューヨーク。マンハッタンのおしゃれな情報をお探しの方は他にたくさんブログがありますのでそちらをご参照くださいね。元・MBAの仕事人、在米約30年のアラ還。アメリカ人の夫とエンプティネスト元年を満喫中。わんこ3匹で毎日がわや、普通の人のアメリカ生活の記録です。

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