はいー!おばちゃんでもサクサク使いこなせるフードロス防止、エコ貢献の優れものアプリ、Too Good To Go (おサラバするには勿体ない)をここ2回に渡ってご紹介したが、実際にアプリで購入、そして受け取りに行ってきたよ!
見てください写真のでっかいクッキー。手のひらサイズ。私が購入した 「Surprise Bag お楽しみ袋」は中身が
Baked Goods 焼き菓子
ということしかわかっていなかったが、逆にそれがウキウキ感を掻き立てて、指定時間内にそわそわ受け取りに行ってきた。このお店は夕方5時から7時半の間に来てくださいとの指定。受け取り時間は購入する物や店によってまちまちだ。
このお店はアプリを使うまで知らなかった。住所通りに行ってみると、間口の小さいアイスクリーム屋さんだった。そうだよね、Creamery アイス店 って書いてあるじゃん(笑)アイスも入ってるかなあ、いや、アイスは翌日持ち越しができるからフードロスにならないよな。
意外や意外、自分で選べる袋の中身
小さなお店にはいるとお兄さんがアイススクープを持って「いらっしゃいませ~」と言ってくれるが、TGTGを受け取りに来ましたというと、奥から空のケーキ箱を組み立てながら持ってきて、なんと「どれにする?」と聞いてくれる。
え、自分で選べるの?バイトの兄ちゃんは「さあ?今日はこれだって言われたよ」と下にキャスターが付いた大きなクッキーの棚をゴロゴロと引っ張ってきた。
兄ちゃんが「上からチョコチップ、ピーナツバター、バースデーケーキ味、オートミール、スニッカードゥードゥル…..」と早口で説明してくれるが、まだ「自分で選べるのか!」という事実に驚きこだわっていてなにがなんだかよーわからん。
「いくつもらえるのかわからないけど、上の段から順番に一つずついれてください」と頼む。お兄さん全部一つずついれ終わると、あと4つあるけどどうする?」すごい量だ。
「このサプライズバッグ、一体何枚のデカいクッキーがもらえるの?」ときくと
A dozen 一ダース
12枚。金額よりも、一枚最低400カロリーとして、ってまず頭に浮かんだ万年ダイエッター(笑)。
兄ちゃんは、うちのウリはアイスのクッキーサンドなんだよね、このクッキーを選んでさ、アイス選んでさ、自分で好きなサンド作れるんさ、という。そうか、だからお店の名前は
Stack (重ねる)クリマリーなのね。
クッキー2枚とアイス一スクープのサンドは$7.99。1200円かよ、相変わらずアメリカなんでもたけーな。下の値段表によると、クッキー12枚は$20.99、3128円 とのことだから、それを6ドル強の970円でゲットできたのはかなりお得、ということになる。
焼き菓子大好きなんだが、その中で一番食指が動かないのが実はクッキー。あんまり好きじゃないの。でも夫はおお喜びするだろうし、このサイズのクッキーが箱にボンボン入っていくことのお得感にくらくらした。冒頭写真の
Death By Chocolate デス・バイ・チョコレート(チョコ三昧)
を帰りの車の中でかじったら、たしかにアイスを挟んだらぴったり来そうな
Chewy ねっちり噛みごたえがある
クッキーだ。生地もチョコ味なら、中にミルクとダークのチョコのかけらがボコボコ入っている。チョコ三昧のお菓子に Death By Chocolate チョコによる死というネーミングはよく見かけるが、これはほんとに「あまりに贅沢すぎて、すごすぎて、嬉しすぎて、興奮しすぎて、死んじゃう!」が由来である。
にいちゃんは残念ながらバイト生で、1日にお楽しみバッグが何個くらい売れるのか、サプライズバッグはいつもクッキーなのか、どうしてTGTG の加盟店になったのか、ビジネスモデルとして成り立つのか、など、聞きたかった質問は「うーん、わかんないねえ」。
近所のモリスタウン高校の生徒だという写真の TJくん、今日はあと2つまだ受け取ってない注文入ってるよ、というのは教えてくれたんだが、たしかにあと24枚さばけたらあの大きなクッキーのカートは空になりそうだ。
(余談だが、彼はきっと韓国系。ハイフンで繋がれた韓国名の一番頭の文字を取って読みやすい英語の通称で通すことがよくある。このあたりはとってもアジア系が多い地域なのだ。)
受け取ったあとにレビューを書く
受け取るときに Collected (受け取りました)という深緑の表示をお店の人の前でスワイプするようになっている。デカクッキーが1ダース入ったどっしりと重い箱を助手席に置き、チョコによる死をかじりかじり帰路についた。
写真ではあまり大きく見えないが、デカい。並べてみた。ちゃんと12枚
家についたころTGTGから「レビューをお願いします」とメッセージがはいる。あー、こういうときにスクショをとっておけ!とおばちゃん自分にゲンコをいれたが後の祭り。聞かれた質問は以下の通り。
今日のお買い物に星をつけてください → クッキーだけというのはワタシ的にはいまいちなので4、と思ったが、クッキーが好きな人だったら購入も受け取りもお得感も文句のつけようがない。5をあげた。でもクロワッサンとかさ、欲しかったんだよね。
その星数をつけた理由はなんですか?、チェックを入れてください → 購入手続き、受け取り、買ったものの品質、お店の立地などのオプションに続いて「店員さんが感じいい」があったのでそれを選ぶ。もしかしたら複数選べたのかもしれん。
ここからが興味深い質問が並ぶ。
今日のお店には以前行ったことがありましたか? No。
今日のお店のことは知っていましたか? No。
受け取りのときに、お店でついでになにか買物をしましたか? Yes。実はお誕生日が近いのでレジにおいてあったケーキ用のろうそくを買った。
ほほう、そのお買い物はおいくらでしたか? 5ドル。
このお店にまた行くと思いますか? うーん、万年ダイエッターだからねえ、どうかな、でもYes。
ね、やっぱりね。売れ残りをさばくツールとしてだけではなく、お店の宣伝、集客、そして
Aqcuisition 新規の顧客開拓
ツールとしてもプロモーションして加盟店を広げているということが立証された。絶対にそのアスペクトがあると思った元・MBAのおばちゃん、アプリの質問に答えながら一人で「やっぱりね、ほら、やっぱりね!」とガッツポーズをしていたが、普段食べないデカいクッキーにお腹はもたれる。
残りの11枚はジップロックに入れて冷凍庫に放り込んでおいた…..。
まとめ
体験記はこのくらいにして、明日の投稿では世界的な食品ロス対策、先進国アメリカにおける
Modern Food Insecurity 現代フード・インセキュリティ「食べ物が十分にない状態」
そして「飢餓」のための死亡者が相次いでいるガザに食品支援を行っている民間団体、
World Central Kitchen ワールド・セントラルキッチン
について書いてみたいと思う。またきてね!
コメントを残す