春に雨が少なかったからと確信しているのだが、今年の家庭菜園の収穫はハンパない。
毎日穫れて、食べても食べても追いつかないのは、なす、きゅうり、トマト、そしてズッキーニ。トマトはソースにできるし、なすときゅうりは和洋両方いろいろと手持ちのレシピもある。困ったちゃんはズッキーニ。
グリルしたり焼いたりナムルにしたり。先週はネットで見つけたズッキーニのピザというのを作った。ラタトゥイユ、カレー、炒めもの。でも菜園ではまたにょきにょきと何本か育っている…..
ズッキーニでレシピ検索する。おおおお、忘れていたよ、ズッキーニ・ブレッドというものがあったじゃない!!
さっそく作ることにする。アメリカのパウンドケーキのローフ型は9インチ、約21センチだけど日本のは8インチ、18センチだ。
ネットで見つけたアメリカン・ズッキーニ・ブレッドのレシピをちょこちょこと小さめ18センチのローフ型用に計算しなおして、いいかげんに作ってみたらうん、なかなかイケた。あっという間に家族のお腹に収まった。
今度は、記録を残せるようちゃんと計量しながら作る。笑っちゃうくらい簡単。レシピは以下の通り👇
① たまご2個とオリーブオイル4分の一カップをすり混ぜる
② 砂糖(私はきび砂糖を使った)100グラムをいれてすりすりする
③ 刺身のツマ状に切ったズッキーニ 150グラムを入れて混ぜる(普通サイズのズッキーニ1本くらい)
④ 粉類をくわえて軽く混ぜる。粉類は、
- 薄力粉 150グラム
- シナモンの粉、ベーキングパウダー、重曹 各小さじ1
- 塩 小さじ2分の一
⑤ 18センチのローフ型に入れて摂氏180度40分。
以上。簡単でしょう?パウンドケーキを作るときには「バターを室温に戻す」というハードルでいつも引っかかるけど、これはオイルなので思い立ったら即、作れる。たまごも常温の方がいいと言われるだろうが私は無視している。
もう少し手をかけてもいい、という方は
- ローフ型の中にハトロン紙を敷く
- 粉類は一緒にふるっておく
- 少しでも緑が見えて子供さんが嫌がるときはズッキーニはすりおろす
などを作業に加えてもいいと思う。私は実は中力粉(しか手持ちがなかった)で、その上ふるったりしなかったけど、かえって「どっしり」アメリカンな感じに仕上がったのでそれで良し。
風味のアレンジもできると思う。思いつくのは、
- ズッキーニの一部を「りんご」か「にんじん」に変えてみる
- シナモンにくわえ、クローブ、ナツメグも合いそう
- 甘みはブラウンシュガーやはちみつ、モラセスでもいいかも
- バニラかラムをすこし垂らすといいかも
- ラムに漬けたレーズンやくるみも合いそう
- 粉砂糖をレモン汁で溶いたものを冷めてからかけるとおしゃれかも
- オリーブオイルのかわりにサラダ油だとクセが更にないかも
とまあ、適当にアレンジしながら作るとうまく行ったりイマイチだったりするけど、とにかく油脂、粉、たまご、お砂糖の組み合わせは何があったって一応美味しい、という方針でええ加減にやっている。
じゃないと嫌になっちゃう自分を知り尽くしたアラ還が開発したアメリカン・ズッキーニ・ブレッド、ぜひつくってみてください。
(今夜さっそく試してみたアレンジ版。ズッキーニと一緒ににんじんを入れて、 ラム・レーズンを刻んだのを入れてみた)
味は青臭さ全くなしのふつーのパウンドケーキです。さっぱり、ほんのり甘くて朝ごはんにピッタリと思います。
あ、そうそう、最後にこれは今日本でも大人気の
British Bake-Off ブリティッシュ・ベイク・オフ
で仕入れた豆知識だが、バニラなど風味が強くないスポンジやパウンドケーキは香りが効くようバターを使うが、実はケーキ類はバターよりオイルのほうがきめ細やかで柔らかく仕上がる。
チョコやシナモンなど風味が強くバターの香りの手助けが要らないものは、できるだけオイルを使うということだ。ほほう。
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