下の息子のリクエストで晩御飯はラザニアに決定。ソースもチーズも用意してから肝心のラザニアの箱が空っぽなのに気づきました。急遽 Baked Ziti に変更。
Zitiは太めで噛みごたえがあるチューブ型のパスタ。結局麺が違うだけで材料も味はラザニアと、言っちゃ悪いが、ま、同じ。でもパントリーを除くとZitiもない(笑)仕方ないので普通のペンネで作りました。
日本に帰ると感動するのはとにかく繊細なイタリアンの数々。どのイタリアンに入ってもハズレは少なくて、多分日本で最悪のイタリアンがこの辺だったら大人気になるんでは。レベル高い。
ニュージャージーはイタリア系の人多いんです。なのにこれは、というイタリアンレストランに当たったことはない。何食べてもだいたいおんなじ味。トマトソースは塩味きつめ。オリーブオイルが多すぎる。ツッコミどころ満載です。でも日本人の友だちと大変なことに気づいてしまったんです。
日本で「マリトッツォ」というイタリアのお菓子が流行ってる、と教えてくれたのはそのお友達。彼女は食べ物にすごく興味あるので、早速このあたりにたくさんあるイタリアンベーカリーに買いに行きました。
「マリトッツォありますー?」
何軒も行ったのに「なにそれ?うちにはそんなもんないよ。」写真を取り出して見せても誰も知らなかった....。イタリアのお菓子じゃなかったん???
とうとう何軒目かでおっさんが「あ~あ~、それ、マンハッタンに行かないと買えないね。北イタリアのお菓子だからね」
なぬーーー!
なるほど、この辺のイタリアンは人も料理も文化も、北イタリアと比べて割とがさつ、と言われている南イタリアやったんか!納得。しかも何代か前にアメリカに渡ってきてるので、それ以降に発展を遂げたイタリア文化の恩恵は受けていない。移民してきたときのままの塩辛いトマトソースにチーズべちゃー、を伝統として引き継いでいるんではないだろうか、とマリトッツォをめぐりイタリアに思いを馳せたのでした。
さて、お友達は無事マンハッタンでマリトッツォに巡り合うことができました。買ってきてくれても良かったのに忘れたって。でも韓国系のベーカリーにクリームを挟んだ美味しいパンがあります。結局それ、マリトッツォ。カロリー高いだろうけど、美味しいです。
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