なんちゃってニューヨーク

普通の人のアメリカ生活


寿司ネタの悦び(と哀しみ)

日系スーパーでゲットした今年初の(そして多分最後の?)かつおのタタキに舌鼓をうちながら考えた。

四国育ちの私にはかつおのタタキは大変馴染みのある食べ物。高知では私の故郷よりもかなりにんにくをきかせるし、薄切りやすりおろしのにんにくを添えたりもする(さすが高知)。

日系スーパーのタタキはにんにくもきいていて新鮮ではあるが、故郷で食べるものとはとんでもないが比べ物にはならず、母が「あれー、これあんまり美味しくないね」と言っている姿まで頭に浮かんでしまった。

が、長年のアメリカ生活で私の舌のレベルと期待値はガガーンと下がり、このタタキだって涙が出るほど美味しかった。そりゃーマンハッタンにすんでいれば毎日だって日本レベルのお寿司は食べられるのだが、💰💰💰の都合でそうは行かない。

スーパーに向かう前に近くでふみさんという日本人の美容師さんに髪を切ってもらっていた。その周辺に詳しいふみさんに、美味しいランチスポットと寿司ネタはどこで買って帰るのがいいかを尋ねた。

候補はこの日系スーパーと、先日の「韓国スパ」の投稿でちょこっと触れた韓国スーパーの大手H(エイチ)マートである。私の印象では、日系は質が上だけど値段がバカ高い、Hマートは当たり外れありだけど値段がまあまあ。

ふみさんに聞くとHマートも最近のインフレであんまり安くないんですよね〜という。それなら質のいい日系にしよう。家族に「今日は手巻きにしようね」と約束してきたので仕入れに向かう。

こちらがゲットした内容。これにホタテが欲しかった。でも入荷なし (´;ω;`)。甘エビプリプリは目をむくような値段で諦めた。完全に足元を見てのお値段だ。

これでもお高い。後はきゅうり巻、梅しそ巻、たくあん巻でお茶を濁すことにして帰路についた。日本に帰った友だちのお土産の高級のりがパントリーに入っておるのよ。そしてタタキに添えるしそは放っておいても毎年庭に生えてくれている。

さて、お値段分析をすると、

かつおのタタキ1ポンド(454グラム)あたり27ドル、3,800円。ということはキロあたり8,000円かい (・_・;) ひっ。ハマチ、サーモンともキロあたり1万円超え…..。でも、手巻きを約束してしまった以上しょうがない。

さて、タタキはどうしたものか。たまにしか食べられないから薄く切って大事に食べるか、分厚く切って豪快に行くか。しばし考えて分厚切りにした。他の2つは迷わず小さく薄く切る。

まあ、わりと脂は乗っていい感じよ?

手巻きの写真は、というとみんなですごい勢いで食べちゃったので撮れなかった。うちの母はすし酢を作るときにちゃんと昆布のだしで丁寧に作っていたのを思い出すけれど、わたしゃクックパッドで「すし酢の黄金率」と検索して、お酢大さじ2、砂糖大さじ2、塩小さじ1お覚えやすい量を混ぜ混ぜ。一応しゃもじで「ご飯を切るように」混ぜて、ウチワは手持ちがないので扇子でぱたぱた。

なんちゃって手巻き寿司のくせに哀しいほどコストは高いが、ガンガン食べる息子を眺め、あーこれブログに書いちゃおーなんて思えるというのはまあ、悦びか。よしとすることにしよう。



“寿司ネタの悦び(と哀しみ)”. への2件のフィードバック

  1. お刺身、写真からでも脂が乗ってるのわかります!!
    おいしそ~~😋

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    1. コメント見落としごめんなさい!!うん、お陰様でおいしかった!でも高級ノリのおかげかも知れないです(笑)

      いいね: 1人

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About Me

ニューヨークから40分南に下ったニュージャージー州から発信。だから「なんちゃって」ニューヨーク。マンハッタンのおしゃれな情報をお探しの方は他にたくさんブログがありますのでそちらをご参照くださいね。元・MBAの仕事人、在米約30年のアラ還。アメリカ人の夫とエンプティネスト元年を満喫中。わんこ3匹で毎日がわや、普通の人のアメリカ生活の記録です。

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