赤ちゃんの頃からバナナをこよなく愛す下の息子。大きな房で買って食べきれず茶色くなってしまったときに必ず作ってきた我が家のバナナブレッド、通称「ばにゃにゃブレッド」をご紹介します。バナナ、といえなかった幼少の息子の命名です。
と言っても別に特別なバナナブレッドではありません。普通のお菓子をアメリカ風に「いい加減に計量して焼く」というその方法を日英ごちゃまぜでご紹介したいと思います。
まずこちらに来てびっくりしたのが、日本ではまず間違いなくグラム表示の計量がとってもアバウトなカップとスプーン計量であること。ここでちゃんとした日本人のお母さんたちならこの小麦粉が1カップだと何グラム、なーんてちゃんと換算するのでしょうが、私は「郷に入れば郷に従え」いい加減法で焼きます。だから「おいしいーーーー!」と感激するような焼き上がりにはまず仕上がりませんが、家庭用なんでね。見かけはそう悪くないでしょう?

そして温度は華氏。ちゃんと計算すればちょっとずれはありますが、お菓子を焼くときに一番使う温度摂氏180℃は華氏350度、摂氏200℃は本当は392度ですが切り上げて華氏400度。この2つを覚えておけばなんとかなります。
話がちょっとずれるんですが、華氏を未だに使っているのは世界でたったの5カ国。ケイマン諸島、ベリーズ諸島、バハマ、パラオ、そしてアメリカ。地球温暖化の世界の指数はすべて摂氏で記録されているので、アメリカの代表は会議のときに携帯出して換算したりしてるのかな。ニューヨークタイムズによると、いまだに華氏を使っているこの国の温度への意識の低さがやはり温暖化への意識の低さにつながっている、と書いてあったな。その真偽の程はわからないけれど、ほんとに不便。
アメリカに来て10年くらいは私も摂氏に換算しないとピンとこなかったけれど、摂氏28度が華氏82度。それから私の平熱36.2度が97度、この2つがわかっていればあとは見当でなんとかなります。気温97度と聞くと、体温より高い、相当暑い、とわかるようになりました(笑)
さて、ばにゃにゃブレッド。
材料はこちら👇
- Unsalted Butter 1 stick 無塩バター1本(笑)これは約120グラム。
- Brown Sugar 1/2 cup ブラウンシュガー半カップ
- Granulated Sugar 1/2 cup グラニュー糖半カップ
- 2 eggs 卵2個 サイズの指定なんかなし(笑)
- Flour 2 and 1/2 cup 小麦粉2.5カップ 中力粉でーす
- Salt 1/2 teaspoon 塩小さじ半分
- Baking Soda 1/2 teaspoon 重曹小さじ半分
- Baking Powder 1 teaspoon ベーキングパウダー小さじ1
- 4 Ripe Banana 熟れたバナナ4本
- Vanilla Extract 1 teaspoon バニラエッセンス小さじ1
- Yoghurt or Sour Cream 1/4 cup ヨーグルトorサワークリーム4分の1カップ
- (Optional) Chocolate Chip 1/2 cup お好みでチョコチップ
手順に入ります
- Cream unsalted butter (room temp) and Sugars together.
- Add egg one by one and blend well.
- Add mashed banana, yoghurt, and Vanilla extract.
- Add dry ingredients to batter.
- Add Chocolate Chip.
- Pour into a 9″ by 5″ Loaf Pan and bake 50 minutes in the 350 degrees oven.
- 室温に戻した無塩バターと砂糖2種をすり混ぜてクリーム状にする
- 卵を一つづつ加えてよく混ぜる。
- 潰したバナナ、ヨーグルト、バニラエッセンスを混ぜる
- タネに粉類を全部混ぜる
- チョコチップを入れる
- 9インチx5インチのローフ型に流し込み350度で50分焼く。
太字の単語はお菓子作りによく使われます。ちょいまとめると👇
- Cream together クリーム状にする
- Add 加える
- Blend well よく混ぜる mix wellも同じです
- Mash 潰してなめらかにする
- Batter ケーキのタネ (バターはButterなのでお間違いなく)
- Pour into 流し込む

ローフ型で焼くパウンドケーキの他にやはり家庭で焼くお菓子として代表的なのは、クッキー。日本だとサクサクホロホロのショートブレッド風のものやアイスボックスが人気があると思いますが、こちらはやはりカントリー風の大きなアメリカンクッキーが主流。一枚は赤ちゃんの顔くらいの大きさがあるものも多い。芯の方は
Chewy チューイー(しっとりとして噛みごたえがある)のが特徴です。
これらも作り方に繊細さは必要なく、バター、砂糖、卵、粉、の基本の生地にチョコを入れたりオートミールとレーズンを入れたり。一つのボウルで初めから終わりまで完了。計量はもちろんカップです。

人気のブラウニーもコレ簡単。繊細さ不要。がーっと混ぜて180度で焼く。

アメリカのカップは日本のカップと量が違うのですよ。日本は1カップ200mlですがこちらは236.588 ml (ウザ!)。ありがたいことに大さじ(Tablespoon)と小さじ(Teaspoon)は同じ15mlと5ml。
アメリカの小麦粉は中力粉が主流なので、薄力粉が必要なお菓子を焼くときは隠しワザがあって、中力粉1カップから大さじ2杯を取り除けて代わりにコーンスターチを同量足す。
ローフ型、ケーキ型。サイズがぜーんぶちがう。日本の基本の丸スポンジ型は18センチ型ですがこちらは一般的に使われるのが9インチの丸形。9インチは約23センチ。直径が5センチ違うと出来上がりのサイズもタネの量もかなり変わります。やっぱり、よう食べはりますな。

ローフは一般的なのが9インチ(23センチ)✕5インチの長方形で、日本のローフ型は18センチ、やっぱり小さい。
お菓子をこっちの分量で焼くのも慣れるまでかなり戸惑ったけど、おっとこどっこい編み物と縫い物に比べればかなりシンプル。これはまた別の機会にご紹介します。
アメリカが意地を張らずにセンチとメートル、そして摂氏にさっさと切り替えて、極めつけ、オンス、クオート、ガロン、っていう謎の容量単位を廃止すればいいのにな。
イギリスやカナダでもまだオンスやインチそしてパウンドは静かに使われているけれど、それは日本の一升瓶とか一尺といった単位ががほそぼそとある特定の業界で使われているのと同じ程度。
ここアメリカでは世界で忘れ去られようとしている計量単位がまだまだこれからも王道のようです。小学校でセンチもグラムも習うけれど、理系の学校に進まない限り日常生活で余り使うことのない単位たち。
何をするのでも私の頭のなかでは常に換算が行われているので、それにけっこう無駄なバイト数を費やしている気がします….
ばにゃにゃブレッド、お砂糖をググっと控えて焼くと、朝ごはんに軽くトーストしてクリームチーズを載せても美味しい味になります。それにいちじくのジャム載せても美味しい。ぜひおためしを。



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