「庶民のアフタヌーンティ」 in ニューヨーク!

たべもの、お料理・スタバ

暮れも差し迫った12月のある一日、マンハッタンのウェストビレッジに遊びに行ってきた。ここは観光客でいつも賑わうハイラインやチェルシーマーケットがあり、その斜向かいの大きな真四角のレンガのビルは Googleニューヨーク本社。付近はテスラのショールーム、グッチのやたらとでかい店舗やクリスタルのバカラなど高級店が目立ち、いつも混んでいるスタバ・ロースタリー店の横はガラス張りのアップルストア。街全体のショッピングモール化が進む。

が、脇道に入ると、まだまだ小さな古いカフェや小物やさん、ヴィンテージのポスターを売るアートな店、「たばこ屋」さんなど、昔からの雑多なニューヨークの雰囲気を思い起こさせるストリートが続く。

この日のお目当てはその一つ、グリニッジ・アベニュー。ここニューヨークのど真ん中に創業35年になる「イギリスの田舎のティールーム風」レストランがあると聞き、英国王室オタクのおばちゃんとして何が何でも行かなくっちゃ!とこのクソ寒い日にわざわざ隣の州からやってきたんである。

友達が「食べ過ぎて吐きそうになるアフタヌーンティ(笑)だよ」と言ってたのはあながち誇張ではなかった…運ばれてきたのは、こんなん見たことない!と腰を抜かすボリュームのアフタヌーンティだった。これ見てよ。

2段になったプレートの下は「3種類選んでください」と言われたサンドイッチがそれぞれ3切れづつ。手前の二切れだけで、ゆうにコンビニの三角サンドイッチくらいの量がある。それが合計9切れ。おばちゃんが選んだのは、

  • ツナサラダ
  • 卵とクレソン
  • スコティッシュハムとチェダーチーズ

の3つ。卵かきゅうりにするか相当悩んだ。

上の段は、

  • ヴィクトリアスポンジ。奥にある三角のケーキ、高さはゆうに10センチを越えておる。ヴィクトリア女王が愛したと言われるこのケーキ、素朴なスポンジにバタークリーム(厚みが1センチ以上はあったね)とラズベリージャムが挟んである。
  • チョコとトリークル(糖蜜)のカップケーキ。中にはこれでもかと甘いトフィーが。上のバタークリームも糖蜜味だった。
  • こぶし大スコーン2コ。日本人女性ならこれ一個でお腹いっぱいのどっしりスコーンは、クロテッドクリームといちごのジャムつき。

ちなみに、この日はデザートはプリセットだったが、サイトによると普段は数種類から選べるみたい。

「Aftrenoon Tea for One お一人様用アフタヌーンティ」のお値段は60ドル。この値段のアフタヌーンティは、ニューヨーク広しといえどもここだけだろうて。同行の夫は「Steak and Guiness Pie 牛肉のギネスビール煮込みが入ったパイ」をご注文。これがまた美味!次はこれを食べにもう一度来たいと思った。ね、おいしそうでしょう?

アフタヌーンティがあんなに量があると知っていたら注文しなかったと思うけど。友達の予言通り、夫がかなり手伝ってくれても店を出るときには吐きそうだった(笑)ちゃんと Doggy Bag ドギーバッグ 食べ残しを持って帰る袋)をくれて3分の一は持ち帰ったけど、その夜、冷蔵庫に入っているヴィクトリアスポンジの残りを見てまた吐きそうになった。

吐きそうになったのはまったくもってワタシらの自業自得であり、このレストラン、味もボリュームもサービスも雰囲気もおばちゃん的に★5つ。

Tea & Sympathy ティー&シンパシーと言う名のこのレストラン、我が家のリビングルームくらいの小さな店内に隣の人と肘が触れ合う位の距離感でテーブルが並ぶ。ほとんど「ぎゅうぎゅう」だけど、それを承知でやってくるお客さんたちの間に小競り合いはない。お隣の人がトイレに立つとこっちも立ってあげないといけないくらいの狭さだけど、独特の「田舎の村のカフェ」感を出していて Tea and Sympathy(温かい飲み物と優しい耳を貸す)という名の通りの雰囲気だ。

カップとティーポットの柄はバラバラでデザインもイケてなく、ちょっと端が欠けてたりする。スコーンはお母ちゃんが焼いた風のゴツゴツで、テーブルクロスは一体これ、何年使ってるの?という感じの古臭いバラ模様だ。冒頭の写真で見る通り。

言ってみれば、「Poorman’s Afternoon Tea(庶民のアフタヌーンティー)」。

ホテルのティータイムが「貴族の社交」なら、ここは農民たちが「今日はおれたちも貴族のマネをしてみんべ??」とおちゃめに楽しんでいるような、なんとも愛らしい雰囲気のアフタヌーンティ。これ食べたあとにまた農作業なんだから、ちまちましたスコーンやプチフールなんかじゃあ物足りねえ、って感じだろう。

あー楽しかった!ティールームのお隣はジャムやお菓子、持ち帰りのパイを売る小さなストアになっている。

ドアに貼られたチャールズ国王。

イギリスの田舎気分を味わえた楽しい一日だった。ニューヨークに来ることがあったら、おすすめの店、行き方はこちらです。

Tea & Sympathy

(212) 989-9735
108 Greenwich Ave, New York, NY 10011

最寄り駅:地下鉄 A, C, E線「14th Street 」

8th Avenueと14th Streetの交差点付近の出口から徒歩5分

Just a moment...

 

 

 

コメント

なんちゃってニューヨークをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む