今日は、Amazon傘下のスーパー、Whole foods Market ホールフーズ・マーケットに行ってきた。
ホールフーズは、私たちの健康と食に対する認識がいまよりもずっと低かった1980年に、テキサスでちいさなオーガニック専門店として誕生した。
人々の食への関心がたかまるにつれ大成功をおさめて全国進出を果たし、2007年までにフォーチュン500入り。2017年にAmazonが支払った買収額は、なんと137億ドル、今の換算で2兆380億円だった。
以前は野菜もお肉も他の店よりはかなり値段が高くて、普通の買い物はチェーンのスーパーで済ませ、どうしてもというものだけ買い物に行っていたホールフーズ。でもそこはさすがのAmazon。
今も少し割高ではあるけれど、買収以来 365という名のプライベートブランドは充実してきたし、買ってきた野菜は他店より長持ちする。添加物の少ないもの、オーガニックのものが欲しいと思ったら品揃えのいいホールフーズが一番だ。
しかもAmazonで買ったものの返品を包装もなしで店頭で受け取ってくれる一石二鳥ぶり。黄色い値札がついている商品は、プライム会員ならさらに10パーセント引きだし。これ大きい。
現在北米515店舗、イギリス7店舗、年間売り上げは160億ドル、2兆3,800億円だ。納得。私もたくさんお金を落としてきたもんな。
本日の発見
ホールフーズが好きなもう一つの理由は、時間が許す時にゆっくりお店を回ると、いつも新しいものや珍しいもの、聞いたことはあったけど見たことがなかったもの、食と健康に敏感な人たちの間で話題のもの、というのがどこよりも早く棚に並んで、新しい食の知識が増えるから。
ずっと以前、キヌアって何???クスクスって????と思った時に一番に目にしたのはやっぱりホールフーズだった。
さて、この5月に近所のホールフーズで「おからパウダー」なるものを発見して驚いたことをこのブログに書いた。
今日は、同じ棚を眺めてびっくり。おからパウダーは相変わらず目立つところに陳列されていたが、その周りに以前は見かけなかった珍しい粉類がたくさん並んでいる。メキシコのトルティーヤを作るのに必要なとうもろこしの粉マサ、そして米粉、そば粉、セモリナ粉。
なんか国際化じゃん?スーパーも国際化だ。
スパイスコーナー
粉コーナーの隣はスパイスコーナーだが、ここで
Umami Powder うまみパウダー

が並んでいるのを見つけた。
これは日本のだしがヒントの、アミノ酸の旨み成分を調合したスパイス。イラストから想像するに、このシリーズはしいたけのだしがベースのよう。昆布のもいりこベースのも見かけたことがある。
左端が「オリジナル」。隣は
Sweet & Smoky 甘くてスモーキー
うーん、買ってみる勇気はないが、だしを燻製にし、甘味を加えた香りって一体どんなだろう?成分表の写真も撮ってくればよかったにゃ。次回ね。
「ウマミ」という名前が耳に入りはじめて久しいが、いまだに聞くたび違和感のある英単語。ウマミ、ではなく、ウマぁーミィ、と発音する。マ、にアクセント。
こちらが新しく並んだ中近東のスパイス隊。

左から
Black Cumin 黒クミン
Spicy Harissa スパイシー・ハリッサ
Ras El Hanout ラス・エル・ハヌート
Afghan Saffron アフガン・サフラン
Wild Black Cumin ワイルド黒クミン
shawarma シュワーマ
Za’atar ザター
と並んでいる。
この中で、最近アメリカで話題でわりとどこでも見かけるスパイスは Za’atar ザターと Shawarma シャワーマの二つだ。

うちの夫ですら(すまん)この間「ねえ、ザターって何?」と聞いてきた。お昼のサンドイッチ屋さんなんかでよく見かけるようになってきたらしい。
Za’atar ザターとは

By Sjschen – Own work, CC BY 3.0
Za’atar ザターは、ちょっと酸っぱい引っ掛かり感のあるスパイスで何が入っているのかを調べてみると、タイム、オレガノ、マジョラム、コリアンダー、クミン、白ごま、塩、そして見慣れない

By User:Webaware – Image:Kruiden in Egyptische bazaar Eminönü Istanbul.JPG, CC BY-SA 3.0
Sumac スマック
というスパイスが加えられて酸味を出している。
スマックはトルコ原産のウルシ科の大きな灌木で、この真っ赤な実を乾かして粉にしたもの。ちょっと梅干しっぽい味がする。
ザターはお肉にまぶして焼いたり、中近東のヨーグルトのソースに入れたり使い方はさまざま。
調べてみましたが、日本でもザターは買えるみたいです。こちら「密売東京」というおもろい名前のサイトで、ザター20グラム、550円。

タイムやオレガノ、他のスパイスは持っているので自分で作ってみたい、という方は酸味のスマックだけ単品でAmazonで50グラム570円ナリ。

Shawarma シャワーマとは
Shawarma シャワーマ(またはシャワルマ)これもザターと同じ立ち位置の、肉にソースになんでもござれの中近東の調味料だが、入っているものも味もインドのカレーパウダーと酷似。
ケバブ料理を食べに行ったことがある方なら馴染みのある香りと味のはず。材料はシナモン、コリアンダー、クミン、パプリカ、カイエンヌペッパー、ターメリック、しょうがなど。
シャワーマの方は日本のAmazonでは アメ横 大津屋さんが「ケバブ・スパイス」として売っているものがほぼ同じ調合のよう。

話題のスパイス自分で作ってみた
私のようにスパイス・フェチですでにいろんなものが棚に並んでいる人は、わざわざ瓶に入ったザターやシャワーマを買う必要はないように思った。

10センチもないちっこい瓶がホールフーズでは十ドル近い。国際化はありがたいが、このお値段はふざけとんかい!とツッコミたくなる。
中近東のスパイス10ドルに腰が抜けたのは、クミン、コリアンダーなどの瓶はスーパーなら2ドル、かなり高いものでも5ドルどまりだから。
いや、もちろん高いものを探そうと思ったらスパイス系はキリはないが食卓用ならそのくらいの値段だ。同じ大きさの瓶のあの値段は珍しさを盾にボッてるとしか言いようがないと思ったわけよ!
というわけで、作ってみました。
スパイス配合・Za’atar ザター
- 2 tablespoons dried oregano 乾燥オレガノ大さじ2
- 2 tablespoons sumac スマック大さじ2
- 2 tablespoons sesame seeds 白ゴマ大さじ2
- 1 tablespoon dried marjoram 乾燥マジョラム大さじ1
- 1 tablespoon dried thyme 乾燥タイム大さじ1
- 1 teaspoon fine sea salt シーソルト、粒子の細かいもの小さじ1
スパイス配合・Shawarma シャワーマ
- 2 tablespoons ground black pepper 黒胡椒(挽いたもの)大さじ2
- 2 tablespoons garlic powder ガーリックパウダー大さじ2
- 1 tablespoons ground cloves クローブ粉大さじ1
- 1 tablespoons ground cinnamon シナモンパウダー大さじ1
- 1 tablespoons ground nutmeg 粉ナツメグ大さじ1
- 1 tablespoons ground cardamom カルダモンパウダー大さじ1
- 1 /4 tablespoon chili powder チリパウダーひとつまみ(パプリカ持ってなかったので代用)
- 1 /2 tablespoons dried oregano 乾燥オレガノ大さじ半分
- 1 teapoon salt 塩小さじ1
シャワーマ・チキン(昨夜のうちの晩ごはん)2−3人分
とりのささみ6本、開くか叩くかで薄めにし軽く塩を振る。
シャワーマ小さじ2、レモン搾り汁大さじ1−2杯(適当)、オリーブオイル大さじ1−2杯(これも適当)を混ぜてささみに揉み込んで冷蔵庫に入れておく。昨日は4時間くらい入っていました。
熱いフライパンにオリーブオイルで両面焼く。チキンも良かったがやっぱりラムに合いそうな風味。
つけ合わせにはキャベツの千切りにオリーブオイルと白バルサミコ酢を回しかけた簡易サラダを作りました。オリーブやヤギのチーズなんかがあったら合うと思いますー。
ご飯よりパンの方があいます。中近東のパン、ピタがあれば最高です。写真撮るの忘れました💦
作るか買うか
調べていて気がついたんだが、スパイス類は日本では結構高いね?
このクレージーなインフレでアメリカはなんでもかんでも日本より値段が高いと思ったが、スパイスに限っては案外日本のAmazonの方が割高な気がする。
まだまだスパイス類はエキゾチックで、買う人が限られているからだろうか。上でご紹介したスパイスを逐一揃えて作ったらかなりの金額になる。
とすると1000円超えても出来上がってるのを買った方がいいのかなあ。毎日使うものじゃないしね。
明日はスーパーで見つけた国際的なお粉のお話に続きます。



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