Gentrification

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昔は治安が悪いと言われていたハーレムが今では高級住宅地になった一連の動きを

Gentrification ジェントリフィケーション

と言います。Gentrify を辞書で引くと、”Change the character of a poor urban area through wealthier people moving in, improving housing, and attracting new businesses.” 裕福層が引っ越してくることで住居の改善や商業の発展が起こり、低所得の市街地が様変わりしていこと、と書かれています。そのあとに、今住んでいる人は引っ越さざるを得なくなる、ともつけくわえられています。

マンハッタン近辺だと、ハーレムはもちろん、湾を渡ったブルックリンも今では庶民には手の届かない地域がほとんど。クイーンズ、ブロンクスにもジェントリフィケーションの波はどんどん押し寄せています。

上の息子が住むブルックリンの住所は、たぶん最後に残されたちょっと「ヤバい」地域(じゃないと家賃払えませんからね)。サンセットパーク近くの「インダストリー・シティ」と呼ばれる地域です。

道の向こう側は湾に面しているので大型の倉庫が立ち並び、マンハッタンへつなぐ橋が頭上を通りはっきり言って空気も悪い。シャッターを閉めた建物もチラホラ見られ、なぜかわかりませんが自動車の修理工場がおおくて殺伐とした雰囲気です。ラテン系の移民も多いみたいでスパニッシュの看板も目立ちます。

ところが、最近インダストリー・シティ再開発の一環としてその古い大型倉庫の一つが改装され、 Japan Village ジャパン・ビレッジなるものができたのです。

Japan Village
Welcome to Japan Village! A cultural oasis with diverse shops, culinary delights, and captivating events. Explore the es...

普段は、今まで住んでいた人たちが住めなくなってしまうと若い正義感でいっぱいの息子は Gentrification に憤慨していますが、ジャパンビレッジは例外。手放しで大喜び(笑)万年金欠なので天丼やお寿司は我慢しても、サンライズマートで日本のお菓子や缶コーヒーを買えます。ブックオフもあればなぜかジャノメのミシンセンターも。イベントホールもレストランも充実で、マンハッタンからもたくさん人が訪れる人気スポットになりました。

いずれも他の倉庫もこんなふうに変貌を遂げてどんどんこの地域の開発は進んでいくに違いありません。息子もいつまで今の家賃のまま住めるか….。

息子の住む 3rd Street に車を止められなかったので、角を曲がって4th Streetに止めました。すると、左の3丁目側はスパニッシュの看板にファストフードの店、そしてまたもや修理工場。右側にはガラス張りの高層アパート、ピカピカのスポーツジムに犬のトリミングサロン。大きな木のドアが洒落ているレストラン。まるで違う国。

4丁目をさかいに Zip Code が変わり、学校区も行政区も変わる。3丁目に住む息子は4丁目に行く用事もないので足を踏み入れることもないと思われます。でも道をわたってGentrificationが押し寄せてくるのも時間の問題と思われます。

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