おはようございます。数日間のリフレッシュ休暇を終えて、山から帰ってきました。
リラックスできたようなできなかったような。今回は、焚き火を使って「本格キャンプ飯」を作ってみたい、と言う野望があったので、張り切りすぎてちょっと疲れた。
小学校5年生の「自然の家」キャンプ遠足で、焚き火を使ったご飯とカレーを作ったのが唯一の体験だが、ここ一年近くハマっているYouTuber、オランダ人男性 Martjin Doolaad マーティン・ドゥラードさん、彼の影響でどうしても焚き火飯をやってみたかったの。
イタリアンアルプスの人里離れた山の中で打ち捨てられた石の小屋を買い、コツコツと手直しをして立派な住居を作り上げた。便利な機械は最低限しか用いず、伝統的な手段と道具で気の遠くなるような作業を続ける動画はもう130エピソードを超えたが、1年目、2年目の進捗状況がまとめられた動画を見てくださいよ。おののく。
毎週日曜日にアップされる動画は、時折あまりにスローペースだが、それが彼の1週間の作業のリアルなサマリーだ。
まとめ動画を見てからだと特にこのウィークリーアップデートがとても楽しみになる。
この僻地までボランティア作業にやってくる人たちのためにマーティンさんがキャンプファイヤーで豪快に肉やパンを焼き、労働後の若い人たちがそのシンプルな料理をガツガツ食べる。これに影響されて、絶対に焚き火飯、やるぞと心に決めていた。
特にやりたかったのは「パン」。そのためには焚き火にかけることができる鉄製のダッチオーブン鍋がいるようだが、持っていないので煤にまみれてしまうこと承知で「無水鍋」を持参。必要な材料は、別々に持っていくのではなく、ジップロックにあらかじめ計量したものを混ぜておいた。粉250グラム、砂糖大さじ1、イースト小さじ1、塩小さじ1。

どうもこれが大失敗の元だったようだ。2日目にこの粉類に水を入れていつものようにこねたが、山の気温のせいか2時間経っても膨らみがほとんど進んでいない。が、飯の時間はやってくる。成形して無水鍋に入れ、焚き火の上に乗せる。上からも火が通るよう、真っ赤に焼けた炭を乗せて待つこと30分。

美味しそう!!!膨らみはイマイチだが、色といい香りといい、うーん、マーティン並み。お肉を焼いて、さて、パンを頬張ると、ぎゃっ!辛い!塩辛い!!!
粉の配合に間違いはなかった。塩は小さじ1、でも辛くて食べられないのだ。どう考えても粉をあらかじめ混ぜていったことで何かの化学反応が起こったとしか考えられない。普通にパンを作る時には、イーストと塩はできるだけ離して混ぜるのが基本だが、二日間も袋の中で塩を一緒に過ごしてしまったイーストは膨らまず、味もひどい。ふーん、いい勉強になった。
パンはなかったが、ふふふ、アルミに包んで焼いた「石焼き芋」。これで夕食はバッチリであった。

鶏ももを韓国タレにつけたまま冷凍させたものを持参。キャンプ未経験者にしては素晴らしい知恵。これは大成功で、焦げ目のカリカリとちょっと甘目のもも肉、たまらなんだ。あまりに美味しくて、焼けるのを横で見ていた可哀想なワンたちにもかなり大きな切れ目をそれぞれ振る舞った。

ああ、長女(犬)は鶏肉アレルギーであった…..香ばしい香りに気をとられすっかり忘れていた。夜中に私の横腹におしつけられる何かゆっくりとうごめくものと「ぐるぐるギュルギュルギュルーーーぐるるるるルウ」と言う奇妙な音で目が覚めた。隣に寝ている長女のお腹であった。本人もびっくりして暗闇で目をきょろつかせている。
盛大なおトイレを済ませるとまたクークー寝てくれたからほっとしたが、飼い主の方はうっかり携帯を見てしまい、2回目のトランプ暗殺未遂を知る。ぎゃっ、と目が覚めてその後しばらくぎったんバッタンしてしまった。
翌日のお昼はこれも冷凍して持っていったお手製「肉まん」を焚き火で焼きまんじゅうにして食べた。日本人ならではの焚き火飯。
最終日の大トリは「ピーチパイ」だ。 熱く焼いた鉄のフライパンにバターとお砂糖を溶かし「ネクタリン」桃にじゅうじゅうと火を通し、柔らかくなったところでパイ生地(こちらも冷凍して持参したもの)で包んで無水鍋で30分。おーまいがっ、激うま!!


生まれた時にはすでにパイはオーブンで焼く時代になっていたけど、古代から人間はこうやってオープンファイヤーを使って料理してきたんだよねーと言う当たり前のことを感動して認識した焚き火飯だった。
でも、張り切りすぎて疲れた。次はホットドッグやハンバーガーを他の人におまかせしてどっかリ座って火の暖かさを楽しむだけのキャンプにしようと思った。準備もあと片付けもめんどい。今日はこれからすすにまみれた無水鍋を洗う。トマトペーストをぐちゃっと塗って洗うと取れるんだって。
ちなみに泊まったのはテントではなく北欧風のレンタルキャビン。

正確にはキャンプではなく
Glamping グランピング
でした。アップスケールなキャンプ、Glamorous Camping グラマラスなキャンプの略称。我が家の旅は犬を3匹連れてのサーカス仕様でグラマラスには程遠かったが、シャワーとベッドがありながら外で焚き火やハイキングと、いいとこ取りの野外活動。アラ還にはありがたく、もはや必須だと思った。



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