Plant-Based プラント・ベース

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Plant-based プラント・ベース

直訳すると「植物性」。正確にはプラント・ベーストと読みますが「○○を基本とした」という意味でベースという言葉は日本語でもよく使われているのであえてこの表記に統一しますね。

乳製品、肉類はその安全性と飼育方法に懸念が叫ばれ始めてから長いのです。添加物や飼育に使われる医薬品と科学肥料を避けるため肉類や乳製品を食べなかったり、健康や体型維持のためにベジタリアン、ペスカトリアン(魚類のみオーケー)、ヴィーガン(卵も牛乳も全て食べない)の食生活を実行する人も増えているので、動物性のものを全く含まないプラント・ベースの食品と飲料は今どんどん伸びている産業の一つです。

一番上の写真は、いつも買い物をするスーパーのプラント・ベースのミルクの冷蔵ケースの右半分です。この2倍のスペースがプラント・ベースの飲料とヨーグルトにさかれています。

古株の豆乳は今も人気がありますが、最近はオーツ麦のミルク、アーモンドミルク、そしてカシューミルクが人気があります。比較的新しいのがオメガ3をたくさん含むフラックス(えごま)のミルク。一番上の棚は、プラント・ベースのミルクで作ったコーヒー用のクリームのコーナーです。

我が家が日常使っているのはOat-Ly!と書いてあるのオーツ麦のミルク。濃いブルーはオメガ3強化、薄い水色が普通のもの、白は脂肪分1%のローファット、3種類もあります。

我が家のオーツミルクと、以前買っていた牛乳の成分表を比べてみました。

1カップ(240 ml)あたり

Nutrition 栄養素オーツミルク牛乳
Calories 
カロリー
120110
Fat 
脂肪分合計
5 g (6%*)2.5 g
Saturated Fat 
飽和脂肪
0.5 g (3%*)1.5g
Trans Fat 
トランス酸
0 g1g
Cholesterol 
コレステロール
0 mg (0%*)10g (8%*)
Sodium 
塩分
100 mg (4%*)130 mg (6%*)
Total Carbohydrate 
炭水化物
16 g (6%*)13g
Dietary Fiber 
食物繊維
2 g (7%*)0g
Soluble Fiber 
可溶性繊維
1 g
Sugars 糖分7 g12g
Protein タンパク質3 g8g
Vitamin D ビタミンD 3.6 mcg (20%*)2.5 mcg
Calcium カルシウム350 mg (25%*)300 mg
Iron 鉄分0.3 mg (2%*)0 mg
Potassium 
ポタシウム
390 mg (8%*)420 mg
Vitamin A ビタミンA160 mcg (20%*)150 mcg
Riboflavin 
リボフラビン
0.6 mg (45%*)0.4 mg
Vitamin B12 
ビタミンB12
1.2 mcg (50%*)
Phosphorus リン270 mg (20%*)
(%*は成人の一日摂取量目安に対する比率)

となっています。脂肪、塩分、糖分すべてオーツのほうが牛乳より低めです。オーツミルクの糖分は、オーツを液体にする過程でエンザイムによる分解活動で生成される自然の糖分であり、加糖はされていませんと但し書きがあります。

健康に多少良さそうですし、なにより乳糖不耐の私にとっては最近とても美味しくなったプラント・ベースの牛乳はとてもありがたいのです。いかにも植物という感じの青々しい味ではなくなり最近はとてもクリーミーです。

プラント・ベースの溶けるチーズ類。

パスタにかけるパルメザン風とサンドイッチ用のスライスチーズ。

パンに塗るバターやクリームチーズ、クラッカーと食べるチーズ

牛乳からつくるバターとは風味が違いますし、あっさりとしていますが蜂蜜にもジャムにも合います。たまに本物のバターを食べるとやはりコクがあってなんともいえない美味しさですが、オーツに慣れるとバターは味が少ししつこく感じるようにもなりました。

Oat Ly! オーツミルク1パックは、0.5ガロン、約1.89リットル入って$5.49から$5.99の間(730円から800円)。オーガニックの牛乳は種類によって$4.99から$6.49の間(670円から840円)。ですからプラント・ベースの飲料自体は値段はあまり変わりませんが、バターやチーズは、牛乳のものよりもぐっと値段が上がります。

我が家のオーツバターは写真の左下に見える黄色の蓋の Miyoko’s という会社のものですが、上の写真の通り値段は$6.79、880円。牛乳のバターは$4.99となっていますので2ドル、約260円くらい割高です(オーナーは日本人のMiyoko Schinner ミヨコ・シナーさん)。

コロナ前に発売になり、こちらで大人気なのは impossible Burger という名のプラント・ベースのお肉です。牛ミンチの模造肉をハンバーガー型にしてBBQ用に売り出したのが最初で、本当のお肉と味の見分けがつかないと話題になりました。その後、料理用のプレーンのミンチ肉、メキシカンソーセージなどいろんなバラエティを売り出して、お肉断ちは難しいとベジタリアンを諦めていた人たちにも希望を与えました。 

Impossible Burger という名は、これがホントの肉じゃないなんてありえない!不可能(Impossible)だ!というところから来ています。

仲良しのベジタリアンの友人と知り合ったのは15年前。そのころはアメリカでのベジタリアン生活はとても難しそうでした。彼女は卵、乳製品はOKだったのでマシでしたが、感謝祭の時にはもちろんターキーは食べないので大豆ベースのお肉の模造品、その名も

Tofurky トファーキー 

でお祝いをしていました。名前はTofu トーフと Turkey ターキーを足したもの。

はっきり言ってまずかった。大豆ベースのスライスチーズというのも試したことがありますが、色がグレーっぽかったのを覚えています。その頃はベジタリアン用のものは冷凍コーナーの片隅にあるだけで、飲料も豆乳はSilkという会社のもの、そしてバカ高いライスミルクというのがあるくらいでした。

それが今では、味もみかけも美味しそうなお肉の代用品、チーズ、バター、ヨーグルト、となんでも揃います。パンやクッキーもプラント・ベースオンリーのものがたくさんあります。時代は変わった….

プラント・ベースは、開発費用がかかっていたり価格競争があまりないことからまだまだお高め。日本よりかなり食品安全基準の甘いアメリカでは健康の為にはなるたけいい物を買いたいので、食料品にかかる費用をケチれないのが辛いところです。

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