売れ残り回収アプリ使ってみた!

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先日のブログで、飲食店の売れ残りを格安の値段でゲットできるアプリ、Too Good To Go をご紹介した。ヨーロッパとアメリカで運用されているこのサービス、提携・参加の飲食店は15万4千店、アプリユーザー数は80億人。現在までの売り上げで二酸化炭素排出量を407万トン分を防いだという。

マンハッタン生き残り戦略
数日ご無沙汰しました。実はアメリカ先週の火曜日は、Super Tuesday  スーパーチューズデーと呼ばれる大統領選予備選挙の山場だった。お肉の特売日みたいなネーミングだけど、この日で半数近くの約20州の予備選結果が出揃って、11月の大統...

カーボン排出量407万トンと言われてもピンとこないが、平均的アメリカ人の生活に関わる排出量合計が1年間で 一人あたま約14トン、ヨーロッパ人はその半分で7トン、世界平均は4トン強ということなので、このアプリだけで実に100万人分の排出量をセーブできているというからすごい。多少マーケティング目的のサバ読みというのを考慮にいれてもこの貢献はかなりのものだ。

お金の節約もさることながら自分ができる範囲でエコ貢献が したいという理由でこのアプリ、 TGTG を利用する人が増えているというのもうなづける。

Too Good To Go の成り立ち

サービスが提供されている国は 主にヨーロッパで、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェイ、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、そしてカナダとアメリカ。

(https://www.facebook.com/WeUse.dk)

ちょっと、これ開発した人えらいやないの。デンマーク人のミレニアム5人組だ。年齢は公開されていないがこの若さ。

余ってしまう食べ物をホームレスやシェルターに寄付する組織活動という下地はあり、アプリのアイデア自体は決して新しいモノではないと思うが、「残り物」の惨め感を一掃して「エココンシャス」というお洋服を着せ、使いやすいアプリで世界にコンセプトを広めた組織力はすごい。それを見通して資金提供した投資家も。いつかこのストーリー、映画になりそうだ。

彼らが開発に取り組んだのは2015年、2016年にコペンハーゲンで試用開始した。ベンチャーキャピタルの資本投資を受け、2019年にオーストリアで本格運用が開始した。アメリカ進出は2022年。その後の成長は上に書いた通りである。

エコ貢献が会社のミッションであるので、 基本的にウーバーイーツのような配達はしない。昨年になって、マンハッタン内でのみ数件のスーパーマーケットがデリバリーを始めた。ガソリン使用のない電気スクーターでの配達。

ちょっと気になるのが、全てテイクアウトなので食べ物を詰める容器と包装。1週間体験 TGTG したニューヨークタイムスの記者さんも「とにかくプラスチックが多いのが気になった」と書いていた。

その事についてはまた次回のブログで書くとして、TGTG のほかに似たようなサービスはあるのか調べてみた。

実はあまり参入のない食品ロス業界

Vercel Security Checkpoint

驚いた。ありそうであまりない。同様のコンセプトとプラットフォームでサービスを展開しているアプリは私が調べた限り3つしかない。

Karma カーマ スーパーマーケットの売れ残り専門で、展開はスウェーデン、イギリス、フランスのみ

Your Local ユア・ローカル こちらはTGTGと同じ、レストラン、ベーカリー、スーパーマーケットなどが対象。ニューヨーク市とコペンハーゲンでのみ運営で、しかも利用にはその2都市に住んでいることが条件。

Food For All フード・フォー・オール TGTGと同じシステムだがレストランのみ。ボストンとニューヨーク市のみだがすでに200件の飲食店と契約を結び急成長しているTGTGのライバル候補。

このあたりみんな創立が2016年あたりなので TGTG と変わらないのが、この成長度の差はベンチャーキャピタルに早期に資本投下を受けたことの違いか?エコとビジネス、なかなかお互いに馴染まなかった分野だが、環境への関心の高まりから2つの分野の融合が本格的になってきたのはここ10年くらいのこと。

TGTGは他より半歩先に足を踏み出したということかもしれない。 注目を浴びている業種があればどんどん新規参入が広がるはずなのにこの食品ロス業界、その傾向が顕著に見えない。食品の賞味期限、運搬と保管時の温度管理、在庫の質と量の不安定さ、インフラ、ネットワーク、そしてなにより食品安全規制や飲食店規制など超えなくてはいけない数々のハードルが 参入を難しくしていることは 想像に難くない。

さてお待たせ、使ってみた!!

Z 世代の子供達には日頃のアプリ音痴をいつもからかわれているが、このTGTG、とてもユーザフレンドリーで今日の晩御飯からだっておばちゃんにも使えそう。 食べものを受け取りたい場所の

Zip Code  ジップコード 郵便番号

を入力。あら、この近所に加入店があるだけで驚いたがやはり数は少ない。少ないなりにカテゴリー分けしてあり、ランチ、ディナー、ベーカリー、スーパーマーケットなどを選ぶようになっている。

デフォルト設定の「自宅住所から10マイル(約16キロ)以内」で今日受け取りに行ける食べ物のオプションは圧倒的に ベーグル、ピザ、タコ。ふむ。スシはないのか、スシは。

お、お、お、これ、これ買ってみよう。隣町のベーカリーの

Surprise Bag  サプライズバッグ お楽しみ袋

$5.99、タックス入れて$6.49、 今日の換算で 970円。 パンやクッキー類。定価で買うと18ドル分が入っているようだ。 「サプライズバックなので閉店時に残っちゃったいろんな美味しものがたーくさん入ってます!」と書いてある。その下をクリックすると、原材料とアレルギー情報を見ることができる。

これが画面

深緑の Reserve をクリックしたらお支払いは Apple Pay でサクッと。既に買った人の評価経験は星4.7。いいんじゃない? 半分以上食べられなくてワンのお腹に収まるとしても、試す価値あり。受け取り時間は今日の午後5時。 写真を撮って後日報告するね。

我が家から2分のベーグル屋さん、「バラエティ12個詰め合わせセット$4.99」ドル。受け取り指定時間は夜の9時。その日に売れなかったベーグルを詰めて売るんだね。アラ還になると夜の9時にはもうお風呂上がりのババシャツなのでわざわざベーグルを受け取りに行くなんてアウト。この田舎に 加入店があったという事実確認だけで大満足。

つぎ、マンハッタンを見てみよう。 オーマイガー。 すごい数。 星4.5以上のフィルターかけて、と。マンハッタンに引っ越したら一生料理なんかしなくていいかもしれないね。外食は高いから毎日なんて無理なんだけど、このアプリならなら作るよりお財布に優しいかもな。

マンハッタン付近の加入店の数

コンスタントに星が高い魚屋さん。気になったのはこれ。シーフードミックス30ドル分入ってお値段は$9.99。同じ店の巻き寿司ランチセット18ドル分入って$5.99も気になるな。いいなあマンハッタン。

よだれ….
じゅる…..

はしゃいでないで、まとめ

とにかく食品ロスは多いのにそれを捌く業界やシステムはあんがい充実していないと言う事実を改めて認識。

明日は、夕方取りに行くベーカリーのサプライズセットのご紹介をしながらちょっと気になるフードロス、そしてアメリカの

Food Insecurity フード・インセキュリティ

「食べ物が十分にない状態」について書いてみたいと思う。またきてね!

 

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