グルテンフリーと食品添加物について考える

たべもの、お料理・スタバ

日本はこれから年末年始のお休み、忙しかった今年もやっと終わり少しゆっくりできる、とホッとしている方も多いのではないだろうか。こちらはというと、10月末のハロウィーン、11月の感謝祭を経て先日やっとクリスマスも終わり、なんだか国全体すっかり腑抜けになっている感じ。

ユダヤ系のホリデー、ハヌカはヘブライ暦を使って計算するので毎年カレンダーの日付けが変わるが今年はその最終日(全部で8日間のお祝い)が1月2日と遅い。が、それ以外はすべてのお祭り関係は終了し、クリスマスと年末を挟む一週間は通常の出勤日ではあるものの、休む人も多ければ出勤してもとってものんびりペース。

休む人は「この1週間は時計も見ないしスエットパンツ以外は着ない」という人も多い。1月1日は祝日だが、1月2日からは通常運転に戻るアメリカ。それまでの束の間のダラダラ期。

我が家は子供二人が帰省中。おばちゃんはこのホリデー中まかないに徹し、食べさせることに忙しい。夫婦二人だとパンやお菓子を焼いても食べ切れず欲求不満が溜まっていたが、コレステロールや体重をまだ気にしなくて良い若者二人がいる間に、と試してみたかったレシピをせっせと作る。あー楽しい。それも、自分向けには怖くて作れなかったバターたっぷりのものを恐れずに焼く。ふふ。

シナモン大好きな長男に「シナモンロール」、そして「シナモンロールケーキ」。パン生地の代わりにパウンドケーキ生地を使うのがシナモンロールケーキね。

チョコが好きな末っ子には、ブリオッシュ生地にチョコとバターをしっかり折り込んだパン「バブカ」。あらそういえばバブカ、日本でも食べられてるんだろうか?

「ニューヨーク発祥のお菓子」として静かな?ブームになってるらしい。コンビニでも買えるんだって?じゃらんニュースには東京神奈川でバブカが食べられる店を紹介する記事があった。

【東京・神奈川】バブカのおすすめ店3選!NYで流行した話題のスイーツを堪能 |じゃらんニュース
バブカとは、NYで流行したバターがたっぷり練り込まれた生地にチョコレートやシナモンを加えたパンのこと。サクサクやモチモチの食感が楽しめ、スイーツとしても人気です。今回は、パンマニアの片山智香子さんに、東京都と神奈川県のバブカがおすすめのお店...

こちらがおばちゃんの作ったバブカ。

お店で食べるのよりはずっとチョコの量が少ないが、やっぱ、そのへんはちょっとね。これ以上いれるのは怖かったの。これはブリオッシュの生地を使ったが、伝統的なバブカはクロワッサン生地に近いものを使う。クロワッサン生地はバターが練り込まれて層になっているわけなので、ブリオッシュ以上にカロリーが怖い。でもおいしいんだよねえー。食べにくい(ぽろぽろ、ぱりぱりと皮はテーブルや膝に散らばり手はベタベタ)けど。

朝ご飯にはバゲットやベーグルを焼く。夫のお昼には肉まん。粉を触ってパンやお菓子を作るのはおばちゃんにとっては「マインドフルネス」の極地。膨らむイーストの様子をチェックしオーブンの温度を測る。粉と水分の比率を計算する。バゲットは水分が粉の75%。フォッカッチャは70%…そんなことに夢中になっていると、トランプやイーロン・マスクが考え事に紛れ込む隙間はなくなる。来年からトランプが大統領になるという事実をつかの間わすれることができる…..。

さて、日本でも沢山の人が実践しているグルテンフリー、実は我が家もかなり長い間実践を余儀なくされていた。末っ子が「グルテン不耐」と診断されて、数年は末っ子は完全小麦粉フリー、私達もゆるグルテンフリー生活をしていたのだが、ある時、自作の天然酵母で焼いたパンならば末っ子も問題なく食べられることがわかった。

天然酵母でゆっくり発酵させるとグルテンの繊維がかなり分解されて、消化するときの負担が激減するからと知り、その後は普通のイーストを使った場合も「こねずに焼く方法」を採用。前日の夜に粉と水分を混ぜ、そのまま放置する。8時間から12時間常温、または冷蔵庫で長時間発酵させた生地を使ってパンを焼く。長時間発酵が胃への負担を軽くするという医学的な実証は見つからないが、もし同じような悩みを持っている方があったら試してみてください。

そして、市販の焼き菓子やパンがだめという方がいたら、食品表示をチェックしていただきたい。特にアメリカでは、日本やヨーロッパでは禁止されている防腐剤や安定剤が堂々と大手を振って食品に含まれていることがある。焼き物では例えば過臭化カリウムとアゾジカルボナミド、日本でも禁止されている添加物がまだ膨張剤として認可されている。

飲み物、マウンテンデューやゲータレードに含まれるブロミネート野菜油(臭化野菜油)、これもアメリカではまだ使用されている。日本向け、ヨーロッパ向けの商品からは取り除かれているこれらの添加物がアメリカ国内用の商品には依然として使用されているのは価格を抑えるため。

末っ子の数あるアレルギー問題にはもちろん最新の注意を払っていたが、ときに大丈夫とわかっているものでも反応を起こすことがあった。例えばベーカリーで安全性を確かめて買ってきた米粉クッキー。そうそう、低反応の日焼け止めに肌や眼球がはれ上がったことがあった。最近は焼いたパンをぱくぱく食べても大丈夫になった末っ子のグルテン不耐はあったとしてもその程度は低そうだし、家庭で作ったものにはほとんどなんの反応も出ない….ことから考えて、最近は、なにかの「添加物」への反応だったのでは、と確信するに至っている。グルテンは食べないに越したことはないが、一言に「グルテン」といっても含まれる食品の質が大きく影響するということは想像にかたくない。

日焼け止めには防腐剤のプロピルパラベンや酸化チタン。国によるがチタン特にナノ粒子のものはヨーロッパでは禁止されている。着色料の赤色40、黄色5と6、そして上記のチタンを使った白の171。アメリカではまだ流通している。

1970年代にはアメリカではゴールデンレトリバーの平均寿命が17歳だったらしい。現在はなんと10年。これはドッグフードの質の悪さ、規制の弱さが指摘されて、フリーズドライや手作りフードへの関心が高まっている。ペットだってそうなのだから、人間、どうよ?

医療費用が世界一高いのにアメリカの平均寿命は世界で42位だ。こういう歪み、どうよ?

だから保身のためにもおばちゃんは家族の食事はできるだけ作る。老眼鏡かけてスーパーで添加物をチェックするくせをちゃんと身に着けなければ。でもね、それは居職だからこそできること。通勤して仕事してて、子供は複数いて、っていう忙しい家庭やシングルペアレントでは絶対ムリだ。そしてこの物価高。質の高い食べ物はお値段も高い。

どうすりゃいいの?なにかおばちゃんにそういう人たちを助けるすべはないものか、と粉を混ぜながらアメリカの健康を考えちゃうよ。

 

 

 

 

 

 

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