
私とコストコは長年、
Love and Hate Relationship
にあります。別れたくても別れられない、愛もあるけど憎しみもっていう複雑な関係、それが love and hate relationship になります。
コストコじゃないと買えないものもあるし月一くらいで行く羽目になるんだけれど、朝から「今日はコストコ行くから!」って宣言しておいてもその気が萎えて「やっぱりやーめた」。これを3回位くりかえしたのちやっと行く感じです。とにかくお店も大きい、いつも混んでる、バルク買いしたものを持ってかえるのが大変。疲れる。
ということで、今回はかなりの大ショッピングになることが予想されたので、荷物持ちに18歳の息子を連れて行くことにしました。息子も行くとなると夫も「オレも行く」とついてきて Family Excursion 家族連れアドベンチャーとなりました。
買い物リストと店内の地図(手描き)を渡し、二人だけでコストコに行かせたことが数回。その度ゼリービーンズのほとんど「樽」2.5キロ入りやら、オレオクッキーほぼ一年分などを衝動買いして戻ってくるのでこの2人は危険です。今回は、息子に「お菓子は2種類まで」と厳しく言い渡しました。
思いがけず買い物自体は割とスムースに終わりました。息子と夫がコストコ名物のホットドッグを食べて帰ると言い出しました。
このホットドッグに、軽くラージサイズで通るコーラがついて1ドル50セント。ちょっとありえない安さです。1985年以来値上がりしていません。二人食べさせてたったの3ドル、お得です。けっこう美味しいらしいし100%ビーフの混ぜものなし。
どうしてこんなにこのホットドッグのセットが安いかと言うとそれには理由があります。
もう何十年も「今度こそ値上げをしなくては」と言う話が出るたびに、創業者の1人である Jim Senegal ジム・セネガルさんが、
If you raise the price of the fxxxing hot dog, I will kill you. Figure it out. ホットドッグの値段を上げたらぶっ殺すぞ。なんとか値段を上げずに済む方法を自分らで考えろ!
と言って猛反対していると言うのは有名な話です。Fxxxingは、例の放送禁止用語です。
値段あげたらぶっ殺すぞと強気でいられる背景として、まずこのホットドッグは自社製造でコストがわりとおさえられている、そしてこのホットドッグを目当てに買い物に来る人がその損をカバーしてあまりある額の買い物をするから、と言うのがあるらしいです。
ホットドッグだけの飲食売上は年間 $115 Million(約150億円)、これが実に $261Million(約340億円)の他商品の売上に貢献しているという報道を見つけました。
ふむ。$115 Millionの売上ということは、ホットドッグ7,700万食。すごいな。2022年のホットドッグ市場の平均値上がり率は13.2%。コーラも同じくらいとしてその分の値上げを計算すると、値段は1ドル98セントが妥当ということになります。一食に付き48セントずつ損をしている計算になりますが、このインフレに値上げをしないという話題性だけでもさらに売上に貢献しているのではと思います。
かしこいな、コストコ。他のものはどんどん値上がりしているので、ホットドッグの損害分はどこかにそっと織り込まれているに違いありませんしねっ。
日本のコストコは同じセットが180円だそうですね!今度皆さんも試してみてくださいね。
と、こんな事を考えながらぼーっとしていると、ホットドッグをくわえた息子の目が私の背後にくぎづけに。中国系と思しき小柄な可愛らしい熟年夫婦。奥さんが今買ってきたばかりのこれもコストコ名物、鳥の丸焼き(これも値上がりが抑えられていて従来の4ドル99セント)の大きな容器をガバ!と開けていきなりそれにかぶりついた!自分の頭より大きいですよ。足の骨を指で引きちぎりかじる、ガンガンと食べすすんで完食し、なんと下においてあった買い物袋から2つ目の丸焼きをテーブルに取り出したところで私達は帰路につきました。本当の話です。


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