数日経って、熊本地震の影響を撮影した動画が出回り、死者も現在34名が確認された今、その被害の大きさを改めて再認識する。猛暑の中で不便と不幸の渦中におられる方たちが速やかに元の生活に戻れるようお祈りしたい。アメリカで同程度の災害があったら、という仮定で書いた前回のブログだが、少しでも不謹慎な印象を与えるようなことがあったらあらためてここでお詫びしておきたいと思います。
さて。今日の話題です。
アメリカでも話題の?スネ毛ハラスメント
先日、息子のガールフレンドが思い出させてくれた言葉が Leg Hair Harrasment スネ毛ハラスメントだった。ラジオで聞いたんだけどね、日本で酷暑のオフィスで男性はショーツ出勤できるのに、わたしらはストッキングだよ💢とムカつく女性社員たちが言い出したんだってね!とおかしそうに教えてくれた。
そうだ、そうだ、そういう言葉あったよね!?そのハラスメントがオフィス進出となるとそりゃたまらないよね(笑)オフィスの女性たちには申し訳ないが、ついゲラゲラ笑ってしまいエビシュウマイを喉につまらせそうになったのだった。
ちなみに、アメリカ英語で「スネ毛」だけを指す言葉は、あえて言えば Lower Leg Hair (足のk下部の毛)だが、聞かないねえ。「スネ」は Shin (シン)だけど、Shin Hairとも言わない。やはりまとめて Leg Hair 足の毛、である。
「運命を受け入れましょう、ショーツ出勤はやめなさい」
最近はうんざりするほど不安なニュースばかりの新聞だが、今朝は「すねハラ」関連のおもしろいコラムを見つけたので、皆さんにも笑っていただきたくここでご紹介したいと思う。
アメリカのオフィスでもショーツで出勤する社員がいるらしいことを最近知った。たしかに、通勤電車内でラップトップを持つショーツ姿の男性に遭遇することはあったが、行き先がオフィスだったとは。自由が多いようで実は不文律の多いアメリカで、それはいくらなんでもタブーやろ、とわたしも思うが、その気持を的確に現してくれているこのコラムには、これまた食べ物を喉につまらせてしまうくらい笑った。
以下が、Accept Your Fate. Don’t Wear Shorts to the Office 運命を受け入れましょう。ショーツ出勤はやめなさい というタイトルのコラムをAIにベタで訳してもらい、読みやすくなるようちょっと手を加えたものです。アメリカ英語ならではのおもしろみのニュアンスが皆さんにも伝わってくれるといいのですが。
運命を受け入れましょう。ショーツ出勤はやめなさい
猛暑の長い夏は、男性を奇妙な行動へと駆り立てます。息苦しい暑さは、電力を食うエアコンのように私たちの理性をすり減らしていきます。オスカー・ワイルド、ジョージ・プリンプトン、あるいはおじい様方が見たら腰を抜かすであろう最新の流行――それが「オフィスにショートパンツを穿いていく」というアイデアです。確かに、カジュアル世代にとって堅苦しい服装は不評ですが、本当に上司の膝小僧なんて見たいでしょうか?
都会の夏は過酷です。月曜の朝に目を覚まし、悪夢のような体感温度の数値を見て呆然とします。オフィスへの出社が義務付けられていると、特に上司が郊外の別荘からリモート参加しているような場合は、反抗心がふつふつと湧き上がってくるかもしれません。ヨーロッパの同僚に送ったメールは、「あと4週間はバカンスです」という自動返信が戻ってきます。
手元にあるスーツはどう見ても暑苦しい。何年も前にスーツを捨てた人であっても、地味な「ビジネスカジュアル」すら抑圧的に感じられます。満員電車で消耗する通勤ではなく、自由と通気性、そして涼しさを求めたい。要するに、ショートパンツで出社したいのです。
もちろん、その気持ちは分かります。ショートパンツが体現するものはレジャーであり、解放であり、快楽です。締め切りに追われることも、株式取引をすることも、四半期報告書を書くこともありません。
しかし、オフィスでショートパンツを穿いている男性は、「自分は本当はここにいたくないのだ」と周囲に宣言しているようなものです。実際にそう思っているからといって、それが許される理由にはなりません。汗だくで切実なのは分かりますが、どうか考え直してください。
仕事中にショートパンツを穿く人が誰だか分かりますか?ワールドカップの審判です。彼らの仕事はあなたとは違います。トップアスリートとともにダッシュし、エアコンの効いたスタジオでゆったりと「長ズボン」を穿いたビデオ審判に判定を覆される仕事です。では、ショートパンツを穿かないのは誰でしょう?権力を持つあらゆる立場の人々です。だからこそ、ドラマ『ザ・ソプラノズ』のモデルとされるマフィアのボスは、主演男優の演技を褒めつつ、一つだけ助言をしたのです。「ボスはショートパンツなど穿かない」と。
さて、マフィアとは無縁の静かな人々――気弱な会議参加者、Slackに投稿する人、Excelを見つめるすべての人へ。どうか足をスーツのズボンやチノパン、スラックスなどで覆ってください。ショートパンツを穿いた男は、会議を仕切ることも、動議を提出することもなく、信頼感を与えることもありません。ショートパンツが似合うのは、バミューダ諸島の警察官か、ウェス・アンダーソン監督の映画に出てくるキャンプの指導員くらいです。
ミッドセンチュリーのシックなスタイルの象徴であったドン・ドレイパー(60年代の広告業界を描いたドラマ『マッドメン』)は、オフィスでショートパンツを穿いていたでしょうか?まさか。会社を解体しようとしていた企業買収者、ゴードン・ゲッコー(『ウォール街』)はショートパンツで交渉に臨みましたか?いいえ、髪をオールバックにしてサスペンダーを締め、インサイダー情報を貪っていました。もっと親しみやすいオフィスの住人、映画『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンはどうでしょう?ブルックス・ブラザーズ風のスーツにシャツとネクタイ、そしてシャーリー・マクレーンに向けた笑顔です。
時代は変わり、オフィスも変化しました。現代の職場ではウイスキーを飲む(註:マッドマンのオフィスには立派なアルコールワゴンがあってことあるごとに主人公たちが昼間からちびちび飲みながら仕事していた)代わりにYetiのボトルから水分補給をし、ランチもアプリでサラダを注文します。Zoomが普及し、リモートワークも増え、よりカジュアルになりました。「出社してやってるんだから服装くらい自由でいいだろう」と思うかもしれません。しかし、社会人生活の一部とは、どれほど不条理に思えても一定の「妥協(同調)」を受け入れることなのです。不公平ですが、そんなことは百も承知でしょう。
これは古くさい表面的な考えでしょうか?服装は単なる自己表現であり、ルールなんて曖昧なものだと思いますか?では、法廷にパツパツの自転車競技のようなショーツで現れる弁護士を雇いたいですか?プールサイドからそのまま来たような格好で現れた会計士や代理人を信用できますか?服には今でも「専門性を伝え、相手を安心させる力」があります。パイロットが制服を着るのもそのためです。コックピットを覗き込んで、マドラスチェックのショートパンツに生脚、ビーチサンダル姿のパイロットが見えたら、あなたは引き返すはずです。
「でも、これはイスキア島で撮影した広告写真のブランドの、上質なタバコ色のリネン製ショートパンツなんだ」と言うかもしれません。それはステキですが、エスパドリーユを履き、ネグロニ(カクテル)を嗜み、資本主義の義務から遠く離れた午後3時に遅いランチを食べるような(休暇の)時に穿いてください。しかし今日、私たちは街にいて、仕事をこなし、人生に多少の不満を抱えながら生きているのです。せめて長ズボンくらいは穿こうではありませんか。
この問題は、会社への忠誠と規律の国、日本にも波及しています。「クールビズ」の取り組みによりオフィスをカジュアル化し、エアコンの節電を図ろうとしています。男性も膝を見せることが許されるようになりましたが、予想通りスムーズにはいっていません。日本のメディアでは、同僚男性の生々しい足を見て「すねハラ(すね毛ハラスメント)」に悩まされる女性たちの声が報じられています。
身に着けるものは、時にその人の格を下げてしまいます。年配の男性が十代の若者のような格好をしようとするのが見ていて痛々しいのはそのためです。若く見えるどころか、痛々しく見えてしまうのです。あなたが南仏で傑作を描き上げているピカソなら、どうぞショートパンツをお穿きください。なんなら彼のようにシャツすら着なくても、それも芸術の一部でしょう。ですが、プレゼン会議を控えているなら思い直してください。
シリコンバレーの「永遠の子供たち」を引き合いに出す人もいるでしょう。Tシャツに不格好なジーンズを着て、卓球台をデスク代わりにしているような(ザッカバーグのようなフード付きトレーナーを愛用する人など)経営者たちです。「彼らの脱・スーツスタイルが通用するなら、なぜ自分はダメなのか?」と。もしあなたが下の名前を出しただけで誰かわかるほど有名なCEOでならショートパンツで出社してもいいでしょうが、覚えておいてください。そんなアルゴリズムの覇者たちでさえ、公聴会で議会に呼び出された際には、スーツとネクタイを着用して無罪を主張するのです。
やはり、服には意味があります。それは古くさい約束事かもしれませんが、長ズボンという存在自体が、そういうものなのです。
以上がコラム。今朝のニューヨークタイムスからの引用でした。日本ではショーツ出勤をしている人がどのくらいの割合でいるのかな?確かに役職の人には少ないんだろうね?


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