アメリカのセルフヘルプや自己啓発本と呼ばれるものはまあ、なんというかとてもイケイケ弱肉強食系のものが多くて、読んでいるとそれなりに励まされたりもするのだが、ま、肌に合わないものが多かった。
ところが5年くらい前から
Introvert イントロバート、内向性
というワードがときおり私の目につくようになってきて、それ系の本もたくさん出版されてきたし、人々の会話にもイントロバート、エクストラバート(外向)というのが混じるようになってきた。
Oh? オー? あれ?ふむ?
という意味のこのOh?がぴったりの私の興味のアンテナ、むくむくと立ち上がってきて、いろんな本を読んでみた。
内向さんのバイブルと言われているスーザン・ケインさんの『内向性人間のすごい力』という本。読んでいるうちに目から鱗が。

人懐っこくて寂しがり屋の私だから思いもしなかった、でももしかしたらワタシって「内向性」だったのか!しかも、内向さんにはそれなりに強みを活かせる道というものがあると書いてある。
それ以降、内向とタイトルに入っているものは日英合わせてたくさん読んできた。最近読み返した本で、やたらと納得した本があったのでご紹介したい。
数多く出ている内向さん向けの本の中で、スーザン・ケイン博士の『内向性のすごい力』と並んでとても参考になったと思う本である。


書き手が常に『わたしたちは』と自分も内向の仲間であると言う立ち位置を崩さないのも頼もしいこの本は、前半に、外向さんと内向さんの生理的な違いというものがくわしく説明してある。
PETスキャンで比べられた内向さんと外向さんでは、脳の血流に実は明らかな違いがあった。内向さんの長く複雑な経路には外向さんたちのシンプルな経路よりも多くの血が流れ込んでいることから、脳内の活動が活発なことが判明。

血流と脳内物質の経路を比較してみると、内向さんのそれは「アセチルコリン」の流れ道と一致している。外向さんが幸せホルモンと呼ばれるドーパミンから脳の興奮状態を得るのに対し、内向さんは記憶、学習、集中といった活動に大きく関わるアセチルコリンから興奮を得る。
DRD4と呼ばれるドーパミン受容体遺伝子の長さが長い外向さんはドーパミン刺激に鈍感、短い内向さんはとても敏感。外部の刺激に大きく反応することが「繊細」である所以である。
せ、「繊細」?
日本発ワードの「繊細さん」。英語だと
Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブパーソン
時田ひさこさんの

を読んだのは「内向」を知る数年前だったろうか。全ての項目があまりに自分にあっていてこれまた!びっくらした本である。
ワタシ、繊細さん……?一体アラ還になって自分のこと再発見って。しかも繊細さんの中でもHSS型、繊細なくせに刺激はそれなりに欲しがり、自爆というややこしいタイプ…..。
「繊細」は、わたしにとっては立ち位置が微妙で「繊細さん」イコール「かまってちゃん」のイメージがあった。私って繊細なの、と自ら口にするのはちょっとめんどくさいタイプ?と思った。
だから、傷つきやすい心を抱えていている自覚はあっても世間様に公表できる感じじゃないと思っていた。みんなと一緒になってワイワイ頑張っていけるのが『良』、繊細で周りに気を使わせてしまうのが『劣』。
そう感じるのも実は繊細さんの繊細さんであるが故であるらしいということに励まされ、相手や場所は選ぶけれども「私繊細さんなの…..」と自己開示するようになってきたのはここ最近。

で、「内向」の登場だ。二つのコンセプト、とても似ている。数こなした本たちの内容を照らし合わせ、アメリカにおける「内向」のコンセプトは、日本における「繊細さん」はほとんど同じだと確信した。
なーる!!!
そうかそうか。
と、まあ私が深く「内向」と「繊細」について興味を持つに至った経緯を説明させていただいたけれど、それでは、肝心の内向さんの行動形態とは?
内向さんと繊細さんの correlation コリレーション、統計学的相関性は?そして一般に「感じる脳」と言われている右脳との関係は?
そのあたりを普通のおばさんが一生懸命考えたことを次回の投稿からシェアさせていただきたいと思う。
ちなみに、やはりまだ「繊細さん」と自分を呼ぶのに抵抗のあるこの昭和生まれは「繊細さんなの」はやめて、「内向さんなの」で通すことにしましたw



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