最新作の映画 Wicked ウィケッド が大ヒット中の歌姫アリアナ・グランデが10匹の保護犬を飼っていると聞き、いきなり大好きになっちゃった。この間のゴールデングローブ賞にはヴィンテージのディオール、ソフトピンクのふわふわドレス姿で現れたアリアナ、15歳位にしか見えない小柄さ。10匹もワンちゃんがいるということはやはり専用のわんこお世話係を雇っているのではとお察しする。おばちゃんもそういうの聞くとお金持ちになりたいなあ、と切望する。ロスの火事で迷子になったペットをたくさん引き取ってあげたい。
ロス周辺の保護動物センターでは、実際の保護犬猫は他の州に輸送し、火事で焼け出されたペットや避難所に連れて行くことができなかったペットの一時預かりのために施設を開放しているところが多数。馬も多いカルフォルニアでは「大型動物」用の避難センターも次々に開設。やけどを負った動物たちが治療を受けられるよう、寄付金を募るSNS発信が目立つ。逃げ切れなかったペットもきっと多くいるだろうし、住む場所や食べるものを失った野生動物たちがふらふらと山からおりてきて、普段は近寄りもしない人間たちに助けを求めている姿に心が痛む。野生の鹿を火のない場所に誘導する消防士さんや、野生動物のためにバケツに水を残していく消防士さん。半焼けの家から大きな犬二匹を抱えてでてきてすぐさまCPRを行う消防士さん。二匹がピクピク動き出したときには大泣きしてしまった。
ロスの火事は、鎮火率がジリジリと上がっては来たもののまだまだ予断を許せない状況。家を失った人、避難を余儀なくされた人は10万人を超え、全国から寄せられている物資や食事援助のスケールもすごい。有名なサンセットブルバードではフードトラックがずらりと並び、地面にはビニールシートを置いた上に積み重ねられる衣類や日用品。白いビニール袋を渡されて、必要なものを入れて持ち帰ることができる。各地のスタジアムや公園でも同様に積み重ねられる援助物資の山。全く雨がふらなかったことが今回の山火事につながったわけだが、こういうときに晴天が続くのはありがたいものだ。
野生動物の様子からも、ロス周辺の山林のエコシステムはほぼ全壊したと見て間違いないだろう。究極まで避けていた海水の空中散水も始まった。地面に残る大量の塩分が今後の山林の回復の大きな妨げになる事がわかっている。家を失った人たちのうち、「自然災害による被害の補償」という項目が住宅保険に含まれていなかった人、あるいは自然災害発生の可能性が高すぎて保険会社から契約を取り消された人など、焼け落ちた家屋のローンの返済義務は消えないのに災害の保険金が全く下りない状況の人が少なからずいると聞く。こういうときに州や連邦政府から保護措置を受けられることが命綱となるが、1月20日以降、トランプ政権が一体どんな方針を打ち出すのか全く先が見えない。マジで怖いよ。
火事発生の火曜日からSNSで、長年の政敵、カリフォルニア州知事のガビン・ニューソンの責任を問う批判投稿に余念のなかったトランプ。そして「火事を良いことに空き家荒らしが広がっているのにカルフォルニア州では罰則がないのだ」とX投稿で繰り返すイーロン・マスク。もちろん作り話であり、これには州知事が直接Xで抗議。一体この二人。
トランプには、ニューソン知事が「カリフォルニア州知事執務室より、次期大統領としてぜひご自分の目で現場視察に来られますよう正式にご招待します」と金の紋章付きの正式書簡を送ったが、返答はなし。ニューソン氏によると電話口にもやってこなかったという。数日大人しくしていたが、今朝になってトランプがまた「まだ消火できないとは、責任者全てが無能だ!」と投稿。じゃあ、あんたがやってみたら?そこのオヤジ。
火事の被害にあった人たちへのねぎらいの一言もない。あるとは思わなかったけどね。



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