アメリカ関税・日本の「痛み分け」と自己評価能力

関税・経済・インフレ

先日のアメリカ関税と米国株式市場についてのブログの続き。

8月から関税とうとう・米国株式市場
日本製品へのアメリカ関税が8月より発動。文房具や自動車の価格はどうなる?アメリカの消費者が負担する関税の実態と、GDP、経済の現実と乖離する米国株式市場の現状を解説。

今朝(7月12日)起きたら、日本25%、カナダ35%に引き続き、新たにEUとメキシコにも30%関税が発表になっていた。同じく8月1日から発効。ね、だから日本だけが交渉に失敗したみたいな報道は、あんまり本気にしないでね。25%に押し留めたっていうほうがあってる気がする。

「石破首相のいい間違え」のほうがよほど大きなニュースになってるというのがとっても心配。勘違いやいい間違えくらいするじゃん?人間なんだから?というのは政治の頂点に立つ人には許されまいとは思うが、必要以上に叩く必要もあるまい。なんと言っても彼らを選んだのは国民なんだから、いい仕事はいい仕事として評価し、できるだけ私らのための仕事がしやすいようサポートに回るほうが全体にとってなんぼか建設的と思う…

とにかく、日本人の、政治家や権力者に対する見方が一般的に厳しく評価よりも批判に回る傾向というのは、戦時中の軍国主義、国粋主義への後戻りを畏怖する国民性だから?と日頃から思っている。徹底した戦後の平和教育で、戦争や強力なリーダーシップを忌み嫌う文化が形成され、強すぎるリーダーの出現や権力の集中を無意識的に牽制しようというキモチになるんではないか、というのはおばちゃんの Observation オブザベーション(観察・所見)だけども、どうだろう?

海外に長く暮らす日本人は、大雑把に「日本にあまり未練がない人」と「未練タラタラの人」の2つのグループに分かれる。お察しの通りおばちゃんはコテコテの後者、毎日、日本のことを考えては誇りに思い、聞いてくれる人がいれば自慢をし、時に寂しく、でも心のなかに強く帰依する場所があることをとても嬉しく思っている。家族からは冗談交じりに Nationalist ナショナリスト 国粋主義者と呼ばれ(笑)、何が何でも「日本が一番」の姿勢を崩さない。

だって、ほんとに日本は世界で一番だ。だからあんなに世界から観光客が押し寄せるんだよ。インバウンド被害は腹立たしく日常生活にいろいろとメンドーを引き起こしているのは読んでいるだけでもよく分かるが、日本に行って帰ってきた人で「最悪だった」「二度といかない」という人にお目にかかったことはない。

まず聞かれるのが「どうしてみんなあんなに親切で優しいの」「どうしてあんなに物事がスムースに運ぶの」「どうしてあんなに食べ物が美味しいの」「どうしてあんなに清潔なの」これ。

関空では過去30年間に紛失したスーツケースがゼロ。他の国ではありえない。空港の荷物受け取りで、上から吐き出されてくるスーツケースの向きを丁寧に変えて効率的にコンベヤーに並べていく映像、あれみんな腰抜かしてみ見ている。スーツケースを投げない国は世界広しといえども絶対日本だけだよ。

小学生が電車で単独通学できるほど安全で、あんなにたくさん走っている電車に置き忘れた荷物がでてくる。修理の人が2時に伺います、と言ったら1時59分にピンポンが鳴る…。そして何と言っても国民皆保険などの手厚い社会保障。アメリカに住んでいる身にはほとんどパラダイス。マジで、日本以外そんなの考えられない。

社会がうまく動いている状態というのは、その裏には個人の「痛み分け」が存在する。「犠牲」というと悲観的すぎるが、ある程度の窮屈さ、不文律、社会的モラル、社会的責任感、道徳心、我慢。これらが共通の理解となって「多少の我慢や犠牲を伴うけれども円滑で住みやすい社会の存在価値を尊重・優先する」という無意識の全体的意思決定になっていると考える。

だからこそインバウンド被害がめっちゃムカつくんだよ!そういう我慢は全くなしで日本人が頑張って築き上げてる社会に遊びに来てルール守らない外国人、いいとこ取り💢ばっかでさ。外国ぐらしの日本人、私らもだよね(汗)ごめんねm(_ _)m

でも日本に来てお金使ってくれてるんだもんね。悔しいけど。それ大事。

お金の話なんだけどね、すっかり自信を失くしちゃってる感じの日本、日本オワコン論をよく見かけるし、日本人に経済を発達させる能力がない、頑張りが足りない、とか政府が間違っている、みたいな自虐ツッコミをよく見るんだけど外から見てるとなんだか見当違い、と感じる。

経済のみならず、とにかく日本人、自分たちに対する見方が厳しすぎ!奢ることなく、謙虚に、甘んじることなく、よりよく、切磋琢磨して、改善点を見つけて..これらのキーワードは日本人のDNAにガッツリ組み込まれていて今更変えるのは難しいだろうが、新たに公平な自己評価という能力をなんとか国全体で Cultivate カルティベイト (育む)してDNAに植え付けていく必要がある、と本気で思う。

長く続く不景気のヒミツは、やっぱり何と言っても少子化という話は明日のブログに続きます。

 

 

 

 

 

 

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