85歳になった義母の誕生日、彼女の希望はアフタヌーンティだったのでマンハッタンはプラザホテル、映画にもテレビドラマにもよく出てくる有名な Palm Court パームコートまでお茶に行ってきました。
全体がステンドグラスになっている美しい丸天井の下に位置した豪華なこのティールーム。Palm の名の通りそこここに深緑のヤシの木が飾られており、植民地時代のシンガポールや上海の雰囲気を醸し出そうとしたんだな、と金をアクセントにしたデザインの趣向に目が行きます。食器は薄い青と白のウェッジウッド。ここのアフタヌーンティーは特徴のある金の輪のトレイに乗って出てきます。午後のティーの時間ですが、これも金の縁取りのあるフルートグラスでシャンペンを楽しんでいる人たちもいます。
と書くと、とっても雰囲気のあるゆったりとしたアフタヌーンティだった感じがするでしょう???
ところが、現在プラザホテルを経営するフランスのホテル会社は、トランプに倒産に追い込まれたあとの生き残りをかけて経営方針をガラリと転換させてしまったようで…
ロビーで写真を撮ったりソファで寛ぐお客さんたち、そして金の輪とシャンペンでティーを楽しむ人たちはどう見てもニューヨーカーではない。中国系、または訛りから地方からの観光客とわかるおっちゃんおばちゃんたち。プラザでアフタヌーン・ティーして帰るべな、という雰囲気ビシバシです。スニーカー率85%。
それが悪いのでは全然ないのですよ。ですが、観光客目当てだとリピーターになって貰う必要がないのでサンドイッチもケーキもショボい。パンがかわいてるサンドイッチもあった(●`ε´●)。お茶に至っては「お茶っ葉ケチったね?!」という味の薄さ。

(写真がよく取れてなくて申し訳ないんですがケーキの段はこんなの。いちごがのってるマフィンに至ってはうちの息子が箱入りミックスで作ったのと別に変わらんよ?マカロンもべちゃー)
バースデーガールの義母が払ってくれた(すまん)お代は、おひとりさま118ドル。ニューヨーク市の飲食税8.875%を含む金額は128ドル50セント。それに約20%のチップ約25ドルを足して、あのしょぼいティーは合計150ドル、実に2万140円なり。ぎゃー!

アフタヌーンティーと真逆にあるとも言うべき庶民の食べ物、ラーメン。それだってニューヨークでは激高なのです。マンハッタンだけで3件ある一風堂のメニューをチェックすると、一番お安い博多らーめんが14ドル。これに焼豚と餃子足したら1人25ドルは絶対行くから、税とチップ足して合計32ドル、4,325円なり。いやーん。
マンハッタンはミッドタウンで働く息子はもう息も絶え絶え。さすがに若者のお給料では生きていけないので、家賃の半分の援助を余儀なくされています。簡単なピザのお昼でも10ドル以内で済むことはないので惨めなタッパーのお弁当を毎日持参の25歳。

(一例:ある日の息子のお昼、カレーライス。これはマシな方です。福神漬を買う余裕はない)
この間はあまりに気の毒なので大量の乾燥パスタと大きなお米の袋をもたせました。マンハッタンでご飯を一緒したときは、食いだめ?と言わんばかりのめちゃぐい。ガールフレンドも一緒でしたが彼女の境遇も似たようなものなので二人ですごかった。テーブルに残ったものはすべてDoggy Bag お持ち帰り袋をもらって詰めていました。明日のご飯です(´;ω;`)
それでもニューヨークにいたいんですよね。
来月からは、親元に住んでお金をためていた姪っ子もイーストビレッジに友達と3人でアパートを借りて独立します。どうしてもニューヨークに住みたいんだって。若いときしか多分できないから、って。
うちの息子は厳しいアート業界で派遣の身分なので金欠は必至なんですが、姪っ子は特別支援教育の学位をもつ、養護学校のちゃんとした教師です。その給料でも食べていくのは難しい。
息子のルームメイトは、作家になる夢を追いかけながら昼の間はケーキ屋でバイト。
今日のタイトル「若者のユメ」とその悲喜こもごもについて、続きはまた明日….



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