Gender Reveal ジェンダー・リビール 赤ちゃんの性別お披露目
妊娠中に赤ちゃんの性別を知りたい人と知りたくない人、その比率はどのくらいなんだろう?息子たちが小さかったときは、生まれるまで知りたくないの、という人がまわりにも割といた。最近は知りたくないという声はあまり聞かないような気がする。
私は絶対に知りたいと思った。知っている方がお腹にいる赤ちゃんに話しかけやすいような気もしたし、赤ちゃん用品の準備も、プレゼントを用意してくれる周りの人たちにもその方が簡単だった。だいたい私はあまりサプライズが得意じゃないのだ。
ここ10年ぐらいだと思うが、赤ちゃん関連のお祝い行事に、おなじみベビーシャワー(友人や母、義理母たちが企画して妊婦にたくさん赤ちゃん用品の贈り物をするパーティ)に加え
Gender Reveal Party ジェンダー・リビール・パーティー
というものが加わった。アメリカではだいたい20週目のエコー検査で性別がはっきりわかる。性別を知りたい若夫婦はその時点で医師から伝えてもらえるが、家族や友人にはしばらく隠しサプライズとして取っておく。
そしてジェンダー・リビール・パーティーというものを開き、いろんな趣向を凝らして赤ちゃんの性別を大々的にお披露目する。

可愛いといえば可愛い催し。なにかお祝いができる言い訳があるならどんどんしたいっていう気持もわかる。だけどこのトレンドを初めて聞いた時にまず思ったのは、人の赤ちゃんの性別を無理やりサプライズで知らされて「わあ、女の子(男の子)なのね!!!」とお祝いさせられるというのも、何と言うかちょっとナルシストっぽいんじゃないかい?とも実は思ったのだった。私の時代にはしてもらえなかったヒガミ?
今ではすっかりと赤ちゃん関連のお祝いの常連として定着し、そのためのグッズやお菓子もたくさん売り出されている。
このパーティに必須なのがジェンダー・リビール・ケーキ。ナイフを入れるまで中の色はわからない。あらかじめ男の子なら中を青いスポンジや青いクリーム、女の子ならピンクで注文して、みんなで切り分けて

It’s a boy! または It’s a girl!
と乾杯する。パーティの前にもう性別がわかっている当の妊婦さんは前日にマニキュアに行き、爪の色をピンクやブルーに塗り分けるというのもありらしい。

ピンクやブルーのカクテル、風船やテーブルクロスなど、凝ろうと思えばめちゃくちゃ凝ることができる。マンハッタンの裕福層のジェンダー・リビール・パーティなんて覗いてみたいもんだ。もしかしたら絨毯なんかも色で揃えるのかもしれないぞ。

さて、Millenials ミレニアルはZ世代のひとつ前の世代で現在27歳から42歳の人をさす。そのミレニアルを対象に行われた調査では大多数が
Gender is a spectrum. 性別はスペクトラムである
と認識していることがわかっている。
スペクトラムとは連続する帯状の分布。性別がスペクトラムであるとは、100%男子あるいは100%女子が端っこに位置する帯状に分布する私たちの中には女性的な男性やその逆、帯の真ん中に位置して両性が全く半々の人、あるいは体は男性として生まれたけれども心は女性、そういう性別に対する認識がとても流動的だということがわかった。

これはアメリカの調査だけれども、若い世代が性別を全く相容れない真逆のものと潜在的に意識する前世代とは大きく乖離をしてきているよう。
今の時代、新しく子どもを持つ若い親はほとんどがミレニアル。性に対する考えは流動的になってきているにも関わらず、このジェンダー・リビール・パーティに関してはまるで例外のようにますます人気を博してきているというのは考えてみたら面白いものである。



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