明日から3日間の予定で大*領が日本訪問。新首相と初の顔合わせ、すでに終えた電話会談では「シンゾー」の思い出話に花が咲いたそうだが、高市さん、関税や保安問題で今後日本に上手いこと話が運ぶように大*領をうまく懐柔してほしいもの。現在の支持率71%?少しの失敗でガラガラと落ちてしまいそうな脆い数字のような気がするが「働いてぇ、働いてぇ働いて働き抜いて」頑張ってクダサイ。
大*領の訪問に先駆けて、日本でも右派傾向がすすんでいるという報道が目立つが、大日本帝国の旭日旗、あれを振っている中年以上の人(特に男性)がかなりいるじゃん?海外メディアの撮影なので実際の数よりも多く見えるよう編集してあると思うけど、それを差し引いても、あの旗はイタダケないわ。
インバウンド被害やイマイチな移民政策に不満を訴え国益を主張することと、ガチ帝国主義は違うので、抗議活動へは、そのへんをはっきりさせてからの参加をお願いしたいものだ。
国内で期待高の高市さん、日本初の女性首相ということでアメリカでも大きな話題になっている、と言いたいところだが、おばちゃんが購読するニューヨーク・タイムズでは、総選挙前に2つ、首相就任の前日に一つ、就任の日に一つ、合計3つ、それもわりと短めの記事が掲載されただけだった。
就任前日の記事の見出しは、
”A Woman Is Poised to Lead Japan. Will That Help Japanese Women?
Sanae Takaichi is poised to break Japan’s political glass ceiling. But some worry she will maintain policies that have held women back.”
日本に女性リーダーが誕生。日本女性にとっていいニュースだろうか?高市早苗が政治の「ガラスの天井」を突き破ろうとしているが、女性進出を阻んでいる今の政策を維持するのではという懸念の声も。
お手並み拝見である。
記事数が少ないのは別に高市さんが蔑ろにされているわけではなく、アメリカにはほかに超弩級のトップニュースがたくさんありすぎるから。どのニュースも数カ月紙面を騒がせても不思議じゃないくらいのスケールなので、一体どれにフォーカスして腹を立てたり心配したらいいものか。この状況を、ある評論家が「パーティ会場のざわめく雑談のすべてを聞き耳を立てて必死で聞こうとしているような状態」と表現したが、全くそのとおり。
以前は一日に一回刷られただけの新聞も、デジタル版は1日中くるくるとアップデートが繰り返される。検索欄を使って、先週のニューヨーク・タイムスで最もたくさん取り上げられたお題目を探すと、それは「ホワイトハウス東館(イーストウィング)の取り壊し」。「East Wing」で検索すると、先週だけで実に24の記事が掲載されていた。続くは「Tafiff (関税)」の20記事。
いかに東館の取り壊しがアメリカ人の心に響くものだったかがわかる。1902年にホワイトハウスに増築されたイーストウィングにはファーストレディの執務室や、それぞれレッド、ブルー、グリーンと名付けられた美しい応接室群、小ぶりの映画館などがあり、庭に通じる渡り廊下はクリスマスには美しく飾り付けられて、ホワイトハウスをよく知らないおばちゃんも写真でよく見たことがあった。
インテリアや建築に詳しい人達には垂涎ものであろう磨き上げられた寄木細工の床、最高級の木材を使って作り上げられたであろう扉や柱、この時代にはもう作っている人もいないであろう緻密なデザインのペルシャ絨毯などを目にして、それらがあっという間に瓦礫となってしまった事実に愕然。絵画や調度品、ファーストレディーの執務デスク、暖炉のマントル…。どこへ行ってしまったんだろう?一つ一つが歴史を刻んできたものたち、それらを詳しく知る歴史家は「もう二度と日の目を見ない調度品も、見つからない美術品もたくさんあるでしょう。 Its’ heart-breaking。」ハートブレーキング、胸が潰れそう、と述べた。
実は単にハートブレーキングなだけではない。東館の地下には1942年の第二次世界大戦中に整備された PEOC(Presidential Emergency Operations Center)大統領危機管理センターという避難所・兼・指示センターである地下バンカー(要塞)があり、いったいそれはどうなるのか、どうなったのか?という疑問が。
東館の取り壊しは「ボール・ルーム(晩餐会場)設置」のためとされているが、記者会見で大*領が「軍隊も深く関わってプランがすすんでいる」と口を滑らせ、宴会場になぜ軍隊が関与する必要が?そして急に増えた予算は?どうも地下のバンカーも本格的に改造・増強するプランができているのでは、という説が囁かれ始めた。
1936年のナ*スドイツでヒ*ラーが作った避難用地下バンカー、Vorbunker(フォアブンカー)。ヒ*ラーは1945年の戦争終盤にここで数ヶ月を過ごした。1.6メートルのぶ厚いコンクリートの天井を隔てた上部は、大理石の床が敷き詰められた美しい晩餐会場であった…。
ホワイトハウス東館の晩餐会場はヒ*ラーの会場の12倍のサイズ。公開された内部のデザインは、サンクトペテルブルクにあるロシアの冬宮殿、その中の「鎧の部屋」と呼ばれる高い天井の金の舞踏場に酷似。バンカーについては何の発表もなく今のところこれは世間の推測に過ぎない。
この宴会場(とバンカー)の建築予算は300ミリオンドル、450億円。税金ではなく、有志からの寄付で賄われる予定。現在までに寄付をした個人、企業のリストには、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、メタ、キャタピラー、ロッキード、ヒューレット・パッカード、など錚々たる大企業が名を連ねる。そして、この宴会場のために使われるかどうかはわからないが、先日「アメリカ軍に」と個人で130ミリオンドル(200億円)をポーンと寄付したのはメロン銀行のメロン財閥(有名なカーネギーメロン大学はこの財閥の支援で創立された)。
「金は出すが口は出さない」わけはなくお金を出せばこの政権での発言力も影響力ももれなくついてくる。
東館の取り壊しは残念だけれども、だからといってグーグルやマイクロソフトをボイコットするわけにもいかないね。メロン銀行は縁がないけどうちはプリンターもHPだしさ。



コメント