関税の修正はホントにしてもらえるんだろうか…

関税・経済・インフレ

日本へのトランプ関税は「一律15%」だと思っていたら、アメリカからは「15%上乗せ」されていたという「関税食い違い」について先日書いたブログの続きです。

日米関税交渉の食い違いを検証・解説します
米関税「15%」じゃなくて「15%上乗せ」なの?石破首相の責任論に発展した混乱の背景を、EUや英国との合意内容比較、連邦官報やホワイトハウスからの正式発表などを検証。この混乱の裏にあるアメリカの現状と、今後の日本の取るべき道を考察します。アメリカ在住の視点から紐解きます。 案2: 米国トランプ政権が発動した新たな関税で、日本は「15%上乗せ」される?

アメリカの「連邦官報」にも上乗せが示唆されているし、牛肉の関税は40%超えてるし?と、8月7日の関税発効当日に慌ててワシントンに飛んだ赤沢さん、これで9回目の来訪とのこと。

会談のあと、「アメリカ側が Regrettable Mistake 遺憾な間違い を認めて即修正、すでに徴収された関税については返金すると約束してくれました」と記者会見した。これで一件落着…ではない。アメリカ側からはなんの修正も声明も出ておらん。個人レベルでも「一度出したお金はまず戻ってこない」不思議の国、アメリカ。関税局がそんなややこしい計算をちゃんとして、返金なんてしてくれるんだろうか…とっても不安。

おばちゃんの不安に更に拍車をかけたのは、

赤沢りょうせい (@ryosei_akazawa) on X
日本愛溢れるナイスガイ、#ラトちゃん との話し合いは割と上手く行きました。大親日家の #ベッちゃん とも旧交を温めました。#大阪・関西万博 への米国代表団団長としてご来日時にプレゼントした #赤松健参議院議員 の描いたポートレートを執務室に...

これ。赤沢大臣がお土産に持参した漫画風のポートレートを前に「べッちゃん」ことベッセント財務長官とニッコリしてる写真。ラトニック商務長官のことは「ラトちゃん」と呼んでいるらしいが、あああ…この2人…。赤沢さん、しっかりして。決してべッちゃん、ラトちゃん、赤ちゃん(かどうかは知らんが)と呼び合ってオトモダチ感覚で合議を進められるような相手ではないのよ。アメリカが今どうなってんのかわかってんだろうか…。

この「べッちゃんラトちゃん」でいきなり政府への自信がガラガラと崩れた。ほんとにちゃんと主張が通ってるんだろか(汗)アメリカの気に障らぬよう、地味になんとか良い条件を勝ち取ったことを評価してたのに、だから今回の食い違い事件もアメリカ側の不備を疑いもしなかったおばちゃんなのに…今、すごい不安になっちゃった。

ちゃんと修正されるかどうか、今後もアメリカ側の報道を追っていきたいと思います。昨日の新聞では「日本側は修正されると発表しましたがアメリカ側からはなんの発表もありません」(ニューヨークタイムス)。今日は記事も見つからず。他のニュースで今朝も騒がしいアメリカだからね。

関税は、本来ならば連邦議会が権限を握っていて大統領の鶴の一声では変更はできない仕組みになっている。新政権は、1972年の「国際緊急経済権限法」という特別法に則って大統領の特別権限として新関税を発令した。

国際貿易裁判所が5月にこれを違法として差止命令を出したが、政権側が控訴。現在、連邦上訴裁判所にて審議中。ここで国際貿易裁判所の判決が覆されればこのまま関税は施行されるが、上訴裁判所でも違法とされれば次は最高裁での判決を待つことになる。

もしかしたらもしかして最高裁が「関税は違法」と判決を下せば、4月に始まった一連の関税劇は幕を閉じる可能性もある。いきなり全ての関税がなくなるわけではなく議会で決め直すことになると思うので、時間はかかるし、第一その可能性はとっても低そう。

 

 

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