モチベ疲れ

アメリカ苦労話・日本大好き

昨年の夏に仕事をやめて、いきなり人生が一時停止しました。同じころ子育ても一段落しちゃったので、くくりつけてた風船の糸が外れてぽよよーんと空に解き放たれちゃった感。ひまに任せて日英両方で乱読を続けた結果、あまりにインプットが多すぎて脳みそがもうどうにかなりそうというお話です。

私は日本のアマゾンのKindle Unlimited と Audible をサブスクしています。この二つのいいところは読み放題、聴き放題コンテンツが充実してること。タダなので普段聞かないようなジャンルの本も安心してじゃんじゃん読める(聴ける)。それではまったのがいわゆる「自己啓発本」です。これからの行き先に迷ってる人お決まりのコース。

数年前まではアマゾンで日本の電子書籍を買うのは、5冊買うと制限がかかる、いやVPNを入れれば制限なしで買える、とちょっとややこしくて、そのことについて書いた海外ブログがたくさんあったくらい。でもいつの間にか何冊買っても大丈夫、おまけにKindle Unlimitedにすれば、読み放題の本がたくさんというユメのような時代になってくれていたのでした。

Audible も新刊や話題書以外なら会員費に含まれているタイトルがとても充実してて、これで月1500円はあまりに話がうますぎる、なにか裏があるんじゃないかって疑ってしまったくらいです。

アメリカの Audible はただになるのは月に1本だけで、ほかは普通に一冊ごとの値段を払わないとだめです。聴き放題タイトルもあるにはありますけど、うーん、たいしたものはない。

さて、自己啓発本を一つ読むと、アマゾンが「次はこんなんどうでっかー」と次々におすすめ本を教えてくれるので、探さなくても出てくる出てくる。アメリカでもどんどん出版されてるし、ヒットした啓発本はほぼ例外なく日本で訳されて出版されてる様子。それに加えて日本オリジナルのビジネス啓発本は人気のジャンル。日米の啓発本を軒並み読んで、噛み砕いて解説するユーチューバーもいることを発見。

自己啓発本の元祖ともいわれる Dale Carnegie のシリーズ。ビジネスマンのバイブルとも言われていることを知り「人を動かす」読んでみました。うーん、時代背景が違いすぎるのと、スケールが大きすぎてピンと来ず。ワタシ的にはハズレ。

人を動かす 文庫版
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に...

バイブルになりつつあるらしいスティーブン・コヴィーさんの

「7つの習慣」Seven Habits of Highly Effective People by Stephen Covey

はMust Read のようなので読みました。アメリカでは2004年に出版されたので、2023年の今では書かれていることは割と常識っぽい。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change
全世界5,000万部、国内270万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。今回スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に、『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、...

「7つの習慣」を読んだことがアマゾンにバレたので、次はジェームス・クリアーさんの

「Atomic Habits – 複利で伸びる一つの習慣」Atomic Habits – An Easy and Proven Way To Build Good Habits and Break Bad Ones by James Clear

を勧めてくれました。これは表紙のデザインが目について、出版されたときに英語で読んだことを日本語で読んで初めて思い出した(・_・;)

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
潜在能力を発揮するために本書は学術研究論文ではなく、実践マニュアルである。著述はすべて科学的に裏付けられ、過去の最高のアイデアと科学者たちによる説得力のある発見を統合したものだ。参考にしている分野は、生物学、神経科学、哲学、心理学などだ。特...

とまあ、こんなふうに無限ループでおすすめ本を次々に読んできているわけなんですが、もうここに来て私は「モチベ疲れ」状態。

結局あれだけたくさん話題になった啓発本というものを読んだのに、私の

Take Away  納得事項 は、

「世の中にはそれこそ星の数ほどモチベの上げ方がある」「モチベを上げたい人がたくさんいる」「モチベで食べてる人がたくさんいる」「モチベ業界の市場規模はスゴイ」。

英語でも日本語でも自己啓発本って独特の構造があって、語り口は「叱咤激励型」または「理解同情型」のどちらか。でもだいたい「オレはこの本に書いてあることに気づくまではダメダメ人間だった」で始まるみたい。

読んでる人のモチベ上がらないと本が売れないしね。読み終わる頃には読者が熱く「うん、うん、そうよね、そうすれば劇的にかわれるかも!」って思ってしまい、うまく行けば講演に来てくれたり、特別手帳を買ってくれたりするような構造になってる(笑)ほらね。

7つの習慣 入門手帳2023
世界1500万人が愛用する「成功する人」の手帳入門編フランクリン・プランナー・ジャパン公認! 大好評「一週間コンパス」などの機能はそのままに、コヴィー博士の名言とともに最優先事項を優先させる習慣を身につけて、2022年を実りある一年に!

感謝したり引き寄せたり、瞑想したりアファメーション。特別な情報整理法やら手帳活用術。ゴールの設定にミッションステートメント。朝4時おきはすごいらしい。起きてすぐ朝日を浴びて散歩しないとだめっていうのもあるし、量子力学的に自分の環境を整えるというのもある。ゼロ秒で思考したり限りある時間を意識する方法。マッキンゼー式にスタンフォード式。

脳疲労、キャパオーバー。

啓発本の利用法を完全に誤った気がする。こんなに読んでも未だに「これ!」という啓発をどれからもいただいてない。これはやっぱり私の年齢がそうさせるのか、私には素直さがないのか??

モチベ疲れの原因は、インプットのしすぎ、情報過多です。もう誰かにモチベをあげてもらうことを考えるより、このぐちゃぐちゃの頭の中とデジタルコンテンツをまずは整理しなくては。モチベ疲れの上に、頭も机も私のマックもアナーキー状態。

アナーキー状態を何とかするための啓発本をまたポチしてしまいそうな気がする。….読み放題、聴き放題の落とし穴なのでした。

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