日米間税合意の裏側を解説:日本車が有利に?

関税・経済・インフレ

前回のブログで書いた日米間税合意についてちょこっと補足します。

#任務完了・日米関税合意について
日米関税交渉の電撃合意の裏側を徹底解説!「#任務完了」は本当か?自動車関税引き下げの真実と、対米投資75兆円やコメ市場開放の具体的な内容、そして日本政府のしたたかな「Slow Walk」戦略の可能性まで深掘り分析。本当に弱みにつけ込まれたのか?

数日経って報道も出揃ったところで気になった点をいくつか。

① アメリカ側からはソーシャルメディア、日本側からは記者会見で明かされただけの合意内容について正式文書はまったくなく、石破首相は「いつになるか聞いていません」。アメリカとイギリスとの関税交渉も同じ状況で、2ヶ月たった今も署名が済んでいるのは「合意内容に合意しますという合意書」のみ。日本との場合はその、合意に合意する合意書さえ作られていない状態。

今回の内容、防衛装備品の買い入れやコメの輸入拡大についてアメリカ側の主張と日本側の理解にビミョーにズレが。アメリカは「日本が防衛装備品の多額購入に合意」、赤沢大臣は「議題にのぼっていない」。コメの市場開放について聞かれたナナヒカリ小泉農水相は「外国からのコメの総輸入量を変える予定はない」とおっしゃっているが、アメリカ側はアメリカ米の輸入を75%増やす約束を取り付けたと発表。現在日本に入ってきている外米のうち、アメリカ米は45%を占める。タイ米かなにかを劇的に減らすということになるんだろうかね?

最終的に文書の署名にこぎつけるまでにはまだまだ時間がかかりそう。

② 3ヶ月毎にアメリカが日本に「監査」を入れて「違反」していたら関税は15%から25%に戻すって、日本は植民地じゃないんだからね、政府の強気対応をお願いしますよ。

③ アメリカで製造するアメリカ車は、新政権になってからの鉄とアルミの50%関税、25%自動車関税、カナダ・メキシコへの追加関税の影響をもろに受ける形となり、大手自動車は軒並み減収を報告。ジェネラルモータースは今季なんと1500億円減収。

これは、5年前に締結された米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)により、本体もパーツも3国で手分けをして製造するような形になっていたためで、パーツによってはアメリカとカナダの国境を13回超えて完成するものもある。国境を超えるたびに25%かかってるわけ?そりゃ困る。

今回の合意で、アメリカ・ファーストどころか関税が15%で済む日本車のほうが低コスト、低価格で有利になるじゃないか!と避難ゴーゴー。

EU、韓国とも数日中に同様の合意に達するらしく、そうすると自動車だけとってもアメリカ製品がいちばん不利な立場に立たされるという変なことに。ま、暫くは様子見ですな。

さてさて、4月に初めて関税が発表になった時に、値上がりの前に、と生活必需品を買い溜める動きがあったが(うちもコストコに走った)せっかく買いためたものがそろそろなくなる今頃になって、世界各国への高い関税が今回は本当に施行されそう。まだわかんないけどさ、もしそうなったらアメリカ国内の品不足や物価高騰がマジでコワイ。

もうすでにね、アメリカの物価、バカ高いの!衣料品も、ペット用品も、おくすりも、何を買っても高いけど、食料品の買い物は毎週避けられないだけにスーパーで値段見てびっくり、の頻度が高い。

一昨日はお買い物デーで、日本でもトートバッグが大人気の Trader Joe’s トレーダージョー(通称トレジョ)とおなじみ Costco コストコをはしごしてきた。

インフルエンサーの人達がよくやる Haul ホール「Costco Haul」で「コストコ購入品のご紹介」。Haulはもともと「戦利品」という意味だ。

その真似をして、2店でのお買物内容とかかった費用を明日のブログでご紹介しますね。

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