デモ集会、軍隊パレード、州議員暗殺事件、イスラエル….と心配なニュースばかりで気が晴れない。しかも雨。一日中雨。これでもか、と降り続く。
気分がどよどよするとき、この歳になると負のスパイラルに歯止めをかけるテクも身に着き、その殆どが笑っちゃうくらい単純なものなんだが、効く。
呼吸法や瞑想で対処するといった正統派も多いと思うが、昔から天邪鬼のおばちゃんは、瞑想してたりしたらますます考えが暴走するので、何か他のことをして無理やり脳の方向転換を謀る「上書き」方式がよいと会得している。
雨の日に家にいながらにしてできる、その「他のこと」とは、
捨て活。昔から「捨てること」「片付け」が苦手だったおばちゃんにとって、捨て活で大きくなっていくゴミ袋は誇りの印。目に見えてスッキリした引き出しは、何度も開けシメしてうっとり。
掃除。はい、これも苦手事項だったのでちゃんとできると自分を褒めたくなる。気分が上がる。
美味しいものを食べる。甘いものが一番効くな、やっぱ。家事の合間に椅子にちょこりとおしりを乗せて和菓子を口に運びながら「ああ。やっぱり甘いもの食べるとほっとするねえ」と言っていた母を思い出し頬が緩む。
物作りをする。パン作りでも編み物でもお絵かきでも何でもいい。ゼロから何かを作る。
濡れるの覚悟で軽い畑仕事。土には幸せホルモンを出させる物質が含まれているらしくて、てきめん。雨に濡れる野菜たちがまたかわゆい。この間ニューヨーク・タイムズの「いかにガーデニングが体と精神の両方に良いか」という記事にも同じことが書いてあった。でも今日はできない、大雨だから(;_;)
運動する。ストレッチでもヨガでもスクワットでもいいから動く。
犬と遊ぶ。…..うーん、一見良さそうなんだけど、おばちゃんはこれダメだわー。お犬様たちは喜ぶけど、飼い主のほうはおもちゃを投げたりお腹を撫でたりであまり動かないので、脳の隙間にどよどよが忍び込む確率大。
熱いお風呂に入って寝る。お風呂のあとで禁断のお夜食も自分に許す。
…などなど。
今のところこれらのテクで生き延びるが、ああ食欲もない、動きたくない、という日だってある。ツラの皮がかなり厚くなったこの年だからこそ自分にハッパをかける「上書き」方式も可能だが、多感な若い時代には難しかった。
何もしたくない日というのがどんどん増えて行き、気づいたら自分一人ではスパイラルから抜け出せなくなっていた、というときがウツなんだろう。そういう若い人が増えている。部屋から出たくない、学校に行きたくない、なんにもしたくない、人と関わりたくない….。
かわいそう。世の中が複雑すぎる。シッチャカメッチャカになりつつあるこの世の中で多感な時代を過ごすのはさぞ辛かろう。昭和生まれの自分たち、ラッキーすぎる。テクノロジーも、社会も、人の認識もすべてがベターになっていく「上向きがデフォルト」という状態を享受してきたが、かなり前から来ていた転換の波がどんどん高く押し寄せてきて、今にも飲み込まれてしまいそう。
次の世代のために、なんとか防波堤にならなくては。



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