台湾式アフタヌーンティーとヴィーガン・バター(レシピ付き)

たべもの、お料理・スタバ

いくつになっても女子はやっぱり「アフタヌーン・ティー」が大好き。この年の瀬に、2025年を無事生き延びたことを祝いましょうと妙齢女子4人で出かけたのは、ニュージャージー州エジソン市にある Prince’s Tea Room プリンス・ティールーム。

このブログにも度々登場しているエジソンは、電球を発明したあのエジソンさんが生まれた町なんだけど、今はインド系・アジア系の住民が多くそれ系のレストランやお店がたーくさん集まるアジア人のオアシス?となった。エジソンで半日過ごしても白人さんをまったく見かけないときもある(笑)以前ご紹介した衝撃のアーユルヴェーダ(インド式)スパもこの町だった。

樫の木通りの涅槃
私の住む街から ガーデン・ステート・パークウェイという12車線のだだっ広い高速にのり南に約30分。『メトロパーク』というおしゃれな名の付いた出口で降りて高架下のトンネルを抜けると、そこは雪国....じゃなくて、インドだった!ここはニュージャ...
涅槃というより、もはや筋トレ?
昨日の投稿で、ニュージャージーのプチ・インド、エジソンという街でアーユルヴェーダのオイルマッサージを受けてきた、と書いた。エジソンを東西に横切る幹線道路の名が「樫の木通り」オーク・ツリー・ロードだ。両サイドはインドのお店、会社、お寺、レスト...

で、このティールーム、中国名は「王室茶圓」という台湾系のチェーンで、アジア系のケーキはアメリカで大人気なので最近メキメキと伸びている話題の(少なくともニュージャージーではw)ティールームである。

アフタヌーン・ティーは私らがよく知ってるイギリス式とまったくおんなじで3段重ねにフィンガーサンド、スコーン、ミニケーキである。中国茶が充実してるけど、最近はどこのアフタヌーンティーに行っても日本茶や中国茶が選べるようになったので、特記事項はなし。友人たちは黒茶、抹茶、ジャスミン、おばちゃんは「レモングラスとジンジャー」にしてみた。うん、美味しかった。

デビルズエッグ(ゆで卵の黄身をくり抜いてホイップして白身に戻すオードブル)は Wasabi Deveil’s Egg (わさび味)だったこと以外に特に「台湾式!」を主張する品はなかったんだが、せっかくなので、と比較のために2つづつ注文した通常コースと「ベジタリアン」コース。ベジタリアンコースではベーコン、ハムのサンドイッチに代わって出てきたのがサモサ(インドの揚げワンタン)と揚げ春巻きであった。嬉しおいしかった(笑)。

そして、やはりケーキがね、脳天殴られるか!?というくらい甘いアメリカやイギリスのものに比べここのはアジア人のお口に合うわ。格段においしー。同行アメリカ人も同意していた(それでも台湾のものって日本のよりかなり甘い)。

さて、アフタヌーンティでも選択肢があるほどアメリカでは定着してきたベジタリアンやヴィーガン。卵や乳製品まで完全に取り除くヴィーガンはハードルが高いが、その食生活をかなり取り入れやすくしてくれるのが、プラントミルクやココナッツオイルで作った「なんちゃって乳製品」である。

今でこそ普通のスーパーで色んな種類の「ヴィーガンバター」や「ヴィーガンチーズ」が手に入る様になったが、以前は健康食品店や高級スーパーでしか取り扱いはなかった。

このヴィーガン乳製品をアメリカでいち早く開発し、全国的に広めたのが Miyoko Schinner シナー美代子さんという日本人女性。7歳の時に両親とともにカリフォルニアに引っ越したが、日本名は西本さんというれっきとした日本人(と言っては失礼か)。

付け焼き刃ヴィーガンではない「昔からやってます」筋金入りおばおじたちは、ミヨコ製品群にずっとお世話になっていたわけで、カルト的にも世界中で(!)根強いファンの多いミヨコズ。美代子さん自身、なんていうか元祖ヴィーガンクイーン?みたいなとこがあって何冊も料理本を出しているし、乳製品以外のヴィーガンレシピも長いこと発信し続けてきている。

彼女の製品「Miyoko’s」のバターは(乳糖不耐なので使ってます)他の会社のに比べて段違いに滑らかで「青臭い味」全くなし、パンにつけると本物のバターと変わらなくて大好きだが、パンデミック後に一時手に入らなくなったことがあった。その後も、在庫があったりなかったりが続く。もうさすがにパンデミックのサプライチェーン問題でもないしねえ、と調べてみたら、なんと美代子さんの会社Miyoko’s Creamery  ミヨコズ・クリマリー(クリーム工房)は、美代子さんの意に反して数年前に彼女の手を離れてしまっていたのだった!

美代子さんのヴィーガン製品が全国区で売れまくるようになったころ急成長を助けるために外部の資本投下を受けたのが仇になり、創業者の美代子さんは取締役会からCEO(最高経営責任者)を解任されてしまったのが2022年。「経営方針の不一致」らしいがよくわからん。

美代子さんがいなくなった会社は経営不振に陥り、今年になって会社は売却を発表。美代子さんは資金集めに奔走し会社を買い戻そうとしたが、残念ながら他の会社に負けちゃったのが最近のことだ。美代子さんは新会社からは「Miyoko」の名前を外してくださいと裁判で係争中。そりゃそうだ。この裁判の行方はわからないが、今後もしMiyoko’s がその名のまま出回り始めたとしても、新しい買収元は今までとは違ったレシピや製品ラインアップへの切り替え中だそう。

出荷が不安定だったのもこういう事情があったから。何ていう波乱万丈ぶり!この間、美代子さんほーんと腹が立ってしょうがなかっただろうね?自分が開発したレシピで創業した会社なのにさ!だけどさすがはヴィーガンクイーン、解任されてからくじけるどころか精力的に動画や本、講演会で活動を続け、名門カリフォルニア大学バークレー校のビジネススクールで教鞭も取っている。アメリカあるあるのびっくりビジネス劇を生身で生き抜いてきているからね、教えることもたくさんあるだろうて。

美代子さん、この9月に The Vegan Creamery: Plant-Based Cheese, Milk, Ice Cream, and More (ヴィーガンクリーム工房・プラントベースのチーズ、ミルク、アイスクリームなど)とタイトルが付いた本を出版した。企業秘密だったはずのミヨコ製品レシピをご本人が一気に公開してくれちゃった。

http://www.amazon.com/dp/0593836073

ヴィーガン・バターの作り方も載っている。しかもバターに関してはSNSとYouTubeで作り方の動画まである!

 

材料は、

  • 精製ココナッツオイルを温めて液体にしたもの 4分の3カップ(熱くないもの)
  • アボガドオイル 1カップ
  • プラントミルク 2分の1カップ
  • 塩 小さじ2分の1

これを動画の通りブレンダーでががががーするだけだって。なーんだもう買わなくていいんだ!気をつけるのはアボガドオイルとプラントミルクがキンキンに冷えていることと、あまりにサラサラのプラントミルク(他聞アーモンドとライスだね)はうまくできないとのこと。それから、アメリカの1カップは200mlじゃなくて240mlだけど、比率は同じだから心配ないと思う、塩は増やしたほうがいいかも。

同じプロセスをもっとていねいに「発酵」プロセスも加えて説明してあるのががこちら。

日本語キャプションでご覧になれます。

日本でもヴィーガンの人の間では知名度が高い(一時日本でお店を開いていた)美代子さん。えーこんなにいいのーーーというくらいSNSと動画でレシピを公開してくれている。上のチャンネルを時々覗いて見てください。

 

 

 

 

 

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