メーガン妃のブランド戦略を分析します

お買い物、アマゾン

こちらは、先日のブログ「メーガン・グウィネス対決」の続編になります。

メーガン・グウィネス対決
またまた炎上のメーガン妃のインスタ画像中で彼女がつけているアクセサリーが合計4700万。「炎上」が彼女のマーケティング戦略?何をやっても他人の二番煎じと批判される彼女ですが、夫婦揃っての迷走ぶりはディスりの範疇を超えてもはや研究材料です。

王室離脱をしてからのハリー王子とメーガンの言動はあまりにいきあたりばったりすぎて、見ているこっちが気の毒になってしまうようなものがほとんどだが、Any press is good press (どんな報道でも良い報道)または There is no such thing as bad press (悪い報道などと言うものは存在しない)、つまり話題になりさえすればネガティブ報道だってかまわんのよというハリウッドのマントラどおり、炎上であっても話題の表面に浮上し続けているという点では、2人のマズいPRと一貫性のなさの奥底には実は深く流れる戦略があるのか?と思わず考え込んでしまう。

先日の「家で作れるおしゃれでカジュアルなパスタ」のお料理画像に、死ぬまで自分で料理などしなくてもよいお金持ちであることを示唆するアクセサリー類の数々、炎上するに決まってんじゃんね?インフレと食料品の値上がりがどんなメディアでも一面で報じられてるアメリカなのに雰囲気読めなさすぎ。

鳴り物入りでデビューしたメーガン妃の商品ブランドのサイト As Ever。購入できるものは前回のブログで触れたアルコール度の高いロゼワインのみで、ジャム、お茶、乾燥花びらなど他の商品はすべて「品切れ」表示がついてぽちぽちと12個ほど並べられた妙なウェブサイトだった。今朝(8月26日)までは。

As Everウェブサイトより。こちらが全て売り切れのジャム、はちみつ、ケーキミックスなど)

商品のレア感を出すために「品切れ」表示を使うのは一般的な手ではあるが、それは次に発売になるまで待つ価値や人気のある商品がやることで、新規参入の商品や、興味本位の衝動買いや一度限りの購入が多い商品にはタブー。明らかにセレブ料金が追加されたメーガン商品には、辛抱強く待ってくれるファンベースがないのだからこの戦略は✘。

あなたテーラー・スウィフトじゃないんだからさ、今「なーんだ買えないんだ」と思ったポテンシャル顧客は、律儀にサイトに戻ってきたりしてくれない。

そして。自分で作ってる地元でとれたもの使ってる、と「おしゃれな人が庭のラズベリーを摘んで手作りしているのよ感」を打ち出していた商品のうち、少なくともお茶、ジャム、乾燥花びらがスーパーでもよく商品を見かける The Republic of Tea リパブリック・オブ・ティという会社の工場でライン生産されたものだというのがすっぱ抜かれてしまった。工場はイリノイ州ナッシュビル。この色気もない小さな工場で作られている。これで、一生懸命出そうとしていた高級品イメージが崩壊した。

リパブリック・オブ・ティーのカンカンに入ったハイビスカスティなら12ドルでティーバッグが32個入ってるが、それがメーガンブランド缶だと12個入りになる。

さて、今日8月26日は、彼女のライフスタイル番組 『With Love, Meghan』第2シーズン配信開始の日だ。メーガンの商品群は、ネトフリが後押しして「Netflix House ネットフリックスハウス」(ネトフリ番組の模造セットや人気番組にちなんだアトラクションやゲームなど今後展開予定の体験型施設、全米でまず3施設を建設中)内で販売することが決まっているコラボ商品。そのプロモーションでハリー王子を引き連れてラズベガスに訪問することが決まっているメーガン妃。

Netflix
Watch Netflix movies & TV shows online or stream right to your smart TV, game console, PC, Mac, mobile, tablet and more.

それだけに、番組に連動して今朝はサイトの品揃えもバッチリ決めて挑んだに違いないと思ったら…肝心のお買い物ページは、「品切れ」ページから、New Seasonal Drop(季節の新商品ご紹介)と書かれたものに変わってはいたが、クリックしてもどこにも行かない。空クリック。お買い物できない。

As ever by Meghan, Duchess of Sussex
Created by Meghan, Duchess of Sussex, As ever welcomes you to a collection of products, each inspired by her long-lastin...

え、ご紹介は「東海岸は夜9時、西海岸は午前0時より」?番組は昨夜の夜中12時に配信が始まったのに、コラボ商品は9時間遅れ。番組を見て「あら、これいいわね」と思っても、今夜まで買えない。もう一度言うが、今「なーんだ買えないんだ」と思ったポテンシャル顧客は、律儀にサイトに戻ってきたりしてくれない。しかもさ、カリフォルニアは夜中の12時って?大半の人はもう寝てるやろ〜。

第2シーズン放映・契約が決定したのは(第1シーズンはネトフリランキング383位という結構悲惨な視聴率)ネトフリハウスでの「商品コラボ」効果の試験的意味合いがあるからなのに肝心の在庫が9時間遅れとは、ネトフリ側もかなりご立腹なのではないかとお察しする。

たかが9時間されど9時間。いつもどおりの「詰めの甘さ」が露呈された大きなミスである。ご自分で「完璧主義」を自負するメーガン妃だがインスタのクッキー皿の上に青虫が一緒に写りこんでいたり(高級)ジャムが工場生産なのがバレたり、商標登録でミスったりと他のブランドでは考えられないずさんなプランニングが目立つ。

そもそも英国王室との関わりだけが命のメーガンが「高級でクラシック」に見える商品を売ろうとしてるのに、なんで販売者チャンネルがネトフリハウス?他に並ぶ商品は、イカゲームのお面や呪術廻戦のキーホルダー、ストレンジャー・シングスのワッフルだよ?ツッコミどころが多すぎる。

漏れ、こぼし、ほつれ、抜け、フォローの甘さ。他のみんなは真剣にやってるのだ。素人が知名度だけで参入してもマーケティング的に見て生き残りは難しい。

メーガンのテレビ番組の方は元女優で人気ライフスタイル番組のホスト、パメラ・アンダーソンや元セレブシェフでインフルエンサーのイギリス・バース公爵夫人 Emma Thyn エマ・シンを完全模倣と言われている。人のマネやらツギハギのマーケティング戦略は、しばらくはお金が入ってくるかもしれないが全く Sustainable サステイナブル (維持が可能な)ではない。こんなふうに観察しているのはおばちゃんだけではなく、最近あのマーサ・スチュワートに「メーガンのことはあまり存じ上げませんけど、とにかくこのビジネスは Authenticity オーセンシティ(偽物や模造品ではないホンモノであること)が大切なのよ」とやんわり釘を差されていた。

とまあふんだり蹴ったりのメーガン妃だが、こうやって今日も話題に登っているんだからやっぱり「炎上」と「ツッコミどころ」が彼女の戦略なんだろうか….

 

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