愛しのクランガー

たべもの、お料理・スタバ

この一見普通に見えるパイ皮の調理パン。

Bedfordshire Clanger  ベドフォードシャー・クランガー

というモノ。調理パンというとおかず風の味、菓子パンというと甘いデザートですが、このクランガーは真ん中から半分がおかず、残りの半分が甘いリンゴやフルーツというなんとも効率的なスグレモノなんです。

このクランガーをはじめてイギリスのベーキング番組 The Great British Bake Offでみたときの衝撃!!

日中ずっと畑に出て働くひとたちがこれをころん、と布ナプキンに包んで持っていき、お昼にお肉の入ったパイを食べ、そのままデザートに突入できる。スゴイです。農夫のためのランチ、いや炭鉱夫のためと諸説あるようですが、誕生の地ベドフォードシャーは農耕地帯なので、最初は農夫のためのお昼だったんでしょうね。

高価なバターは売るために取って置き、このパイ皮には油脂は「Suet」と呼ばれる牛の油を使いました。ラードは豚の脂ですがその牛版です。

伝統的なクランガーはミートパイとりんごパイの組み合わせ。でも番組では、ミートパイの部分がハムとネギ、ポテトのホワイトソースでデザート部分がブラックベリーとか、カレー風味のお肉とマンゴーのデザートなど、モダンなアレンジもたくさんありました。

中身を包むときにパイ皮でできた「壁」を入れて、savory おかず味と sweet デザートが混ざらないようにするのが難しそうです。

しかも中身が染み出して、底がパリッとした焼き上がりにならないもの良くないらしい。そういうのはベーキング用語で

Soggy Bottom

直訳すると「べちゃっとした底」でおかしくもなんともないですが、bottom は「おケツ」の意味もあるので、水たまりに尻もちついちゃった!っていう濡れたズボン、そういうのを連想させておもしろく、私の大好きな(笑)言葉の一つです。

クランガーもいいですが(「クランガー」っていう名前も好き)、何より素晴らしい携帯メシ、それは日本のお弁当。お肉とりんごだけじゃない無限の組み合わせの甘み辛みのおかずとお口直しの数々。Bento は今では誰でも知っている単語になりました。箱にもお箸にもふろしきにも凝ることができるのもいいですよね!

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